自分の描いたお魚が水そうの中で泳ぎ出す、不思議なおもちゃが登場

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『おえかきすいそう ピクチャリウム』は、水そう型の本体とiPhoneを使って遊びます。専用アプリをインストールしたiPhoneのディスプレイ面を下にして本体上部にセットし、好きな絵を描いた 「おさかなカード」をiPhoneのカメラにかざしてスキャンすると、描いたばかりの魚が画面上で泳ぎ出し、本体の水そう部分に映し出されます。また、「おやつカード」に描いた食べものなどの絵は、水そうの中の魚たちにぱくぱくと食べられます。魚だけでなくタコや潜水艦など、好きなものを絵に描いて何でも泳がせることができます。

ガンダムやら歴史的建造物やら初音ミクやらアイドル系アニメやらが登場して色々と可能性を示してくれた、例のハコビジョン。特許面で色々とあるのだろうけど、コンセプト的には以前からあちこちで登場しているので、似たようなアイテムが別の会社からも登場するのだろうな、何しろ投影機部分となるスマートフォンの普及率は並大抵のものではないので、上手くいけば超ヒットが望めるし......と思っていたら、タカラトミーがその先陣を切った形。

詳しい理屈はリリースを参照してほしいけれど、論理的な部分は同じ。投影するビジュアルが商品として用意されているものでは無く、利用者側が描いた絵をスキャンして取り込む部分が大きな違い。スキャンっていっても要はスマホのカメラ機能を使う次第。なるほど、これならオリジナリティが多分にあるし、描き手側の絵のスキル云々ってのも関係が無い。しかも描きこむカードの種類によって属性を持たせることができるってのは素晴らしい(「おやつカード」を人間とかにしてサメ映画を再現......とかいうアレな話はさておく)。


似たような発想のものはすでにメディアアートとしても展開されたことがあるとのこと。自分が描いた絵が動き出すってのは、子供にとっては夢以外の何ものでもないよね。これはステキ過ぎ。どのような塩梅になるのか、早く「おえかきすいそう ピクチャリウム」の挙動が分かる動画が観たいものではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月17日 05:24に書いた記事です。

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