ツイッターでタイムライン上の動画が自動再生されるのを防ぐ方法

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先日からツイッターにおけるタイムラインの仕様が変更され、Facebookのように閲覧中のタイムライン上に動画添付のツイートがあると、勝手に自動再生されるようになった。導入前の説明では「見たい人がいるから」「事前調査では好調だった」などとの文言も見受けられるけれど、それが大義名分でしかないことは多くの人が知っている。

要は動画の再生回数を挙げて「動画も積極的に使われています」との実績を確保したいのだろうし、広告で動画を使った場合に再生=成果の率が高いことを喧伝したいのだろう。

ところが実際に使ってみれば、そしてFacebook利用者なら分かる通り、これって非常にうざい。ウェブ広告で勝手に再生される動画広告とか、トップページに入る前に強制的に割り込んでくるフラッシュデモみたいな感じ。タイムライン上に複数の動画があると、もうエライ騒ぎになる。パソコンですらスクロールに難儀するのに、スマートフォンなどで閲覧している人には通信量で鼻血が出る。

で、パソコンの公式ウェブ版における、この自動再生をオフにする手順が上の通り。スマホ経由はすでに他の人がアプローチしているし、手順的には似たようなもの。動画自動再生なんてイヤンと思う場合は、即効で実行してほしい。

問題なのはこの自動再生のオプション、導入時にはオンになってるのだよね。この類の仕様変更の場合、利用者の立場で考えればオフにしておき、こんな機能も使えますよ、使えるようにしましたよとアピールするのが普通。ところがこんな機能を用意して実働させておきました、いやならオフにしてねってってことにしてしまっている。

これって数年前に大問題となったmixiの仕様変更、そして楽天の購入時のメルマガ、そしてFlashPlayerのアップグレードの際の某セキュリティソフトのお試し版インストールの時と同じように、非ユーザー視点での施策でしかないんだよね。その類の明け透けな欺瞞が、数字で明確化できないロイヤリティの低下につながっているってのを理解できるアナリスト、経営判断をする人は、どれほどいるのかな......と思う今日この頃。そりゃ短期的には成果は上がるし数字には出るんだろうけどさ。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月20日 08:40に書いた記事です。

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