また「徴兵制」がTL上でちらほら出てくるようになったと思って調べてみたら、陰謀論的な話が広まっているのですね。世界支配層やアメロやらと何ら変わりはありません。ネタ切れ芸人のネタのリサイクルと同じです
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 6月 21
「『徴兵制』もしっかり議論を」民主・細野政調会長:朝日新聞デジタル http://t.co/EYsxOiR8Lo 野党幹部が実情も精査しないで炎上商法やらかしてどうするのですか。。。。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 6月 21
「憲法解釈変えたら次は徴兵制ですよ」民主・枝野幹事長 http://t.co/lawwCJ00LN
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) 2015, 6月 21
以前【地方自治体の選挙の際の参考指標、一案】などいくつかの記事で解説したけれど、世の中には格好よく耳に入り、インパクトも大きく、心を揺さぶられるけれど、実体としては中身が無く、あるいは妄言に等しいもので、それを正論として使ったら一種の「ダメな論調フラグ」的なキーワードがある。昔は情報の蓄積が成されることはあまり無いし、やりとりも大したものでは無かったけれど、ネットの時代になるとすぐにその実態が暴露される。一言でなら化けの皮がはがされやすい。要は、手品師のネタが公開されているような状態。
で、先日そのキーワードの一つ、「徴兵制」なるものが出てきたので、またどこかのそれ系サイトなりで語られたのかなあ、と思って精査してみたら、よりによって大型政党の幹部陣がそろってゆさぶり用のツールとして用いていたことが判明した次第。
徴兵制そのものは昔ならともかく現在においては非合理的なものでしかないってのは、何度となく説明した通り。「昔にあったから」っていう説明も、だからなに? でツッコミ返せてしまう。それは「墾田永年私財の法」や「刀狩令」、「入り鉄砲・出女規制」がまた行われるかもしれないって位の内容でしかない。
しかも幹部が同じタイミンクで相次ぎ発言してるってことは、党内で申し合わせて「このキーワードを使おうぜ」的なことをしているものと思われる。政争だから、との意見もあるけれど、有権者の知識レベルをなめてるとらえる事も出来る。
「集団的自衛権、必然的に徴兵制に」 民主・枝野氏:朝日新聞(2014年5月18日) http://t.co/WunaCXXt5X 「世界の警察をやるような軍隊をつくるには、志願制では困難というのが世界の常識だ」 この発言に『アメリカ軍は志願制だろ』と総ツッコミを食らっていた覚えが
— JSF (@obiekt_JP) 2015, 6月 21
「憲法解釈変えたら次は徴兵制ですよ」民主・枝野幹事長:朝日新聞デジタル http://t.co/5gzfZijAVp
ナントカのひとつ覚えだなぁ。戦争に反対するなら徹底的に軍事を学ぶべき。高度に専門化・機械化した現代の軍隊に、徴兵制は無意味どころか不合理だとわかるから。
— 喜多野土竜(心機二転三転) (@mogura2001) 2015, 6月 21
昨年の「米ドル換算すればGDPは上がってた」発言もそうなんだけど、中身的、内容的に語るべきことは山ほどあるはずのに、それをせずに耳触りのよいことを、嘘か誠かを考慮せずに語るってのは、プロモーションの手段の一つとしてはアリかもしれないけれど、それは一過性の効果しかなく、中長期的には「中身の無い人」とのらく印を押されがちなんだよね。そこまで分かっているのなら、いいんだけど。
ただこの辺りって、情報をかみ砕いて多くの人に知らしめるべき、大手メディアもスルーしているどころか相乗りしている感があるからなあ......それを見越しての妄言なのかもしれない。
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