コーヒーは大人、紅茶は子供、だから出先ではコーヒーを選択しろってのは......?

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先日ちょっと物議をかもした「客先でお茶を出されたら飲むべきかのまざるべきか」という、マナー警察事案的な話。話題としてはもうちょっと過ぎた感もあるのだけど、色々と考えさせられる面もあったので。

今ではコーヒーだろうと紅茶だろうと別に構わないし大人も子供も関係ない感はあるのだけど、思い返してみれば確かにちょっと前までは、大人・子供というか、厳格的なイメージとしてコーヒーが位置されていた感はある。コーヒーというより珈琲、かな。落ち着いた喫茶店でクラシックをBGMとして飲むような。

ただ、それは昔の話であり、今もなお通用している価値観として強要するものでは無い。昔は昔、今は今で、昔を否定するものでは無く、昔はこうだった、でも今はこうだよ、それでいい。......にも関わらず、多くの事案でそれを持ち出すと、今の肯定=昔の否定ととらえる場合が多い。


先行する【日本のビジネスメール、いらんこと多すぎて長ぇよ、という話】にも当てはまる部分が多いかな。環境、時代背景、社会通説、その他いろいろな状況が変われば、ビジネスマナーも変わっていく。で、昨今では時代の変化が加速化しているので、ギャップが生じやすい。1980年から1990年の10年間と、2005年から2015年の10年間とでは、同じ10年間に違いないけれど、ビジネスの常識やマナーの変容ぶりは大きな差異が生じている。前者を1とすれば、後者は10ぐらいの変化ぶり。ギャップが生じるのは仕方がない。

今やコンビニでコーヒーだろうが紅茶だろうがフラッペだろうがさくっと購入できる時代。その感覚におけるコーヒーと紅茶の立ち位置と、言葉通り一昔、ふた昔前のとでは、随分と違いがあるのは明確なんだけどね。

......なんかアレだな。明治維新直後の大きな意識改変が起きて、色々とギャップが生じているような状況が思い起こされる。

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このページは、不破雷蔵が2015年6月24日 06:52に書いた記事です。

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