打ち合わせの時間や労力はタダでは無い。必要ならばやるべきだけど

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就業者にとっては就業時間内の営業活動なり打ち合わせも、就業行為としてしっかりとカウントされ、対価をいただけることになる。そりゃサボって喫茶店でコーヒー飲んでるだけとかなら話は別だけど。

一方でフリーランス、自由・自営業と呼ばれる人たちは、その多くが成功報酬、完成報酬的なものとして対価を受け取る。コンサル契約などのように時間ベースでの対価を約束されているのならともかく、制作物一つでいくらというスタイルのものなら、時間を費やしただけでは何の対価も得られない。

本来なら時間系の就業者でも交通費や拘束時間分のリソース消費の概念は持つべきだけど、フリーな人はその傾向が特に強い。下手すりゃ交通費を費やし、何時間も拘束され、対価がゼロってこともある。

そりゃ確かにフリーな人自身にとっては経験がプラスされるであろうし、今後のビジネスにおいて何らかの架け橋を得られるかもしれない。種をまかねば生えないってのは良くわかる。一方で、種を蒔かせるだけ蒔かせておいて、その種をついばんでしまうような行為は、避けてほしいものである。

言及の通り、必要ならばいくらでもかまわない。ただ、どのみち料金は発生しないしタダだからと、必要性を覚えない打ち合わせの乱発は、フリーな方には大きな負担になる。

今件はあくまでも打ち合わせってことだけど、これって例えばボランティアとか、「宣伝活動になるから」とばかりに何らかの労力や生成物を求めたりするのと同じ。よほど確実なものでない限り、立場の違いを利用して使い倒そうってのがすけて見えてしまうんだよね。

これはリアルな行動に限らず、ネットでも変わらない。ほら、先日も【「宣伝になるよ」とノーギャラで仕事を依頼する件、でもよく考えてみると......】で言及したけれど、「宣伝になるから無料で」云々ってのがあったでしょ。軸としてはそれと同じなんだよね。

......まぁ、必要であるか否かの線引きは、実際難しいところがあるんだけど。その難しさ、グレー的なところをはるかに超えた、何のために!? と頭から吹き出しが出てくるような類のものって、結構あるのも事実だったりする。

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この記事について

このページは、不破雷蔵が2015年6月25日 07:12に書いた記事です。

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