アラブ人がスマホゲーに廃課金する理由「娯楽がないし、暑すぎてサッカーも出来ない」アナリストに聞く新興国のゲーム市場。 http://t.co/CNnmBg0jii 「アラブの課金王」って語呂がスゴイ pic.twitter.com/ClPJXLur3M
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 6月 29
佐藤:
最近「アラブ」の人たちがモバイルゲームに、本気でお金と時間をかけるようになってきていると感じます。
やっぱりアラブの国々って、すごいお金持ちなんですよ。UAE、サウジ、クウェートとか。石油産業がものすごく強いので、たとえば「家族に公務員がいる」というだけで、裕福に暮らせてしまう。例えば、この前「クラッシュ・オブ・クラン」で、トップ5にアラブ系ユーザーのクランが、3つもランクインしていました。
先日もカプコンの某ゲームの新作に、中東方面の方の強力なプッシュがあり、キャラに追加が云々という話を耳にした。また上記記事でも分かる通り、多様なネットゲームで日本でも西欧でも無い、中東・アジア系の言い回しが良く見受けられるのも理解は出来る。インターネットの面白さの一つはまさにここにあって、その地域の規制が無い限り、国境を超え、距離を気にせずに、つながりが生じるので、これまでの発想では到底及ばなかったような需要が生じること。
先行記事の「自国通貨の価値が相対的に下がれば、それだけ市場が海外に広がり、需要が爆発的に大きなものとなる」でも触れているけれど、市場の世界観を覚えさせる時代に違いないとの認識を再度させてくれる。特に本家記事でも多分に触れている通り、新興国での携帯電話、特にスマホの普及動向はこれからさらに加速化する。それに伴い、需要もグンと変化を見せていくはずだ。
今記事で語られている新興国事情は、上記のスーパーサイヤ人的なスーパーアラブ課金王に留まらず、興味深い話が山盛り寄せられている。もちろん一つの情報源のみで判断するのはリスクが高いので、合わせて他の情報源による精査も必要だけれど、「通信が頻繁に必要なゲーム」は好まれないとか、「東ヨーロッパ発のゲーム」がひそかにヒットしてるといった話は、日本でも色々と参考にできる要素があるので、じっくりと読み直したいところ。たとえば「エンジニアを育てないと、工場も新しい武器もつくれない」とは、武器の部分を商品や新しい技術と読み替えることもできるからねえ。「技術や工学への教育」に予算をつぎ込むって大事よ、ホント。
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