マクド6月業績・既存店前年同月比で 客数-10.4%、客単価-14.5%、売上高-23.4%。2年前同月比で売上は-29.5%、客数は-20.0%。回復の兆し見せず http://t.co/BqfYyJFCxF pic.twitter.com/bXOrK4csgH
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 8
一応「客数は改善の傾向に」とあるけれど、前年同月比での改善で、比較対象となる前年同月における、前年同月比からのリバウンドを考えると、あまり悠長なことは言ってられない。しかもこれ、厳密には改善というよりは、悪化の加速化が収まってきたとの表現の方が適切なんだよね。絶対値のマイナスでは無く、下げ幅が縮まっただけであり、下げていることには違いない。
客数の減り方はどう考えても人口そのもの減少よりも急速なもので、来店魅力が思いっきり減退していることを意味する。ちらほらと耳にした限りでは200円メニューの拡大のため先行実証実験的な新商品の展開もしているようだけど、一度失った信用を取り戻すのはかなり大変。しかも牛丼チェーン店の動向を見れば分かる通り、廉価タイプのファストフードの需要は、震災以降大いに減っている。無いわけじゃないけれど、これまでのスタイルを維持して売り上げが保てる状況では無くなってる。
来月発表分、つまり2015年7月分からは、例の鶏肉騒動に始まるダイナミック減退期から1年が経過した月となり、前年同月比計算における反動が大きなものとなる。その上でもまだ大きなマイナス値の形状が続くのなら、これまでのような小手先レベルのものでは無く、中長期的な、抜本的なかじ取りの変更が必要になるんだろうな。
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