野良猫をモデルにしたおまんじゅうがヒットしているとの話

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招福・猫子まんじゅうは、店舗横の路地にいつも集まっている野良猫たちを見ているうち、「この猫をモデルにしたまんじゅうを作ったら面白いのでは」とひらめき考案した。猫の顔は、中田氏が考えた案をデザイナーに整えてもらったもので、「自分では最初に見た時『かわいい』と思ったが、お客様の感想は"キモかわ""ブサかわ"などが多く、意外だった。でも単純にかわいいデザインではなかったのが逆に良かったのかもしれないと、今では思っている」(中田氏)。

作成側はカワイくて面白いと思って作ったのに、お客様はキモカワとかブサカワとか物凄い反応だなってパターンはよくある話だけど、その個性豊かな表情が印象的なのには違いない。なんというのかな、昔話の漫画などに出てくるような顔立ちで、どことなく親しみを覚えさせられるんだよね。キモカワという表現は今風の愛情表現で、シニア層ならほんわかとした優しみ、温かみを覚えさせるとの感想を抱くかもしれない。

手作りなので量産はできないけれど、素材などは従来のおまんじゅうとさほど変わりはない。どこの和菓子屋さんにでもありそうなおまんじゅうに、ちょっとした工夫や個性を盛り込むと、途端にステキなアイテムに変身する。お土産や茶うけではあまりにもありがちなおまんじゅうだけど、これならインパクトも大きく、喜ばれること必至。

この類の発想ってのは大事にしたいし、惜しみない賛美を送りたいものだよね。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月 1日 07:54に書いた記事です。

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