ドリンク注文取りたいなら1ドリンク制なりシステムで対策すればいい。ユーザは最善策をとる/魚料理で調べても居酒屋しか出てこないので困る / "居酒屋や焼き鳥屋でドリンクを頼まずにご飯だけを食べていく客が増えているらしい - 無..." http://t.co/NkmyUFcg8S #食
— カルマ (@kalmalogy) 2015, 7月 1
詳しくは原文で確認してほしいけれど、ざっとまとめると、居酒屋は料理の原価率が高く、(利ザヤが少ない)、原価率の低いドリンクでバランスを取っているのに、最近ではドリンクを頼む客が少なくて居酒屋が困っているという話。書き手側としては雰囲気を壊している、居酒屋のためにもっとドリンクを使え、それがイヤならドリンクを強要されない別の種類の店に行けという話。
で、まぁ、ツイートの解説にもある通り、あくまでも元記事のは居酒屋目線で書かれているけれど、利用者の立ち位置からすれば自分にとって最適な選択肢を選んでいるだけ。その選択肢が用意されているのだから、選ばないはずがない。選んでほしくないのなら、その選択肢を外して別の選択肢を用意すればよいまでの話。ただ、その「お店側に都合の良い選択肢」が、お客にとっても良い選択肢となるかはまた別の問題。
毎月レポート記事を挙げている外食産業の報告書でも、居酒屋系はただでさえ客足が遠のいている。一方でラーメン店や牛丼店が手を伸ばして居酒屋っぽくしたお店は、盛況で客入りも良い。消費性向に変化が生じているのだから、それに応じた対応を見せ側も求められているってことなんだろう。
明確な最適解がある状況で、
「ユーザが常識的に最適解を選択しない」と考えるのは甘え
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 7月 1
だいたいこんなもん、
「ドリンク200円 ランチと一緒に頼むと100円」の逆さをすればいいだけだろ。
「ピザ1000円ドリンクを一緒にたのむと500円」とかさ。
「ユーザはお店のためにわざと損な選択をするべき。 それが常識だ」
と言われても困る
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 7月 1
いろいろ意見が出てるが、消費者側としては
「飲み屋のメシの値段には納得できるが、酒(ドリンク)の値段には納得がいかない」
という意識がある以上、禁止されてなきゃ水たのむよ
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 7月 1
コレは居酒屋に限らず、
「ハンバーガーで損してドリンクとポテトで儲けるハンバーガー屋」なども同じだね、
ハンバーガー単品で持ち帰って家でウーロン茶飲むわ。
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 7月 1
こちらが頼みもしないのに、
勝手に利益率の高いメニューと低いメニューを作って、
それを自由に選べるようにしておいて、
利益率の低いメニューのみを注文したら「常識がない」と言われても困るんだよ。
だったらそれぞれのメニューに適切な価格をつけろと
— かじめ焼き (@kajime_yaki) 2015, 7月 1
まるでゲームだ、との意見もあるかもしれないけれど、まさにその通り。行動性向を予想して対応を行い、反応を見るのは、シミュレーション系のゲームと同じこと。というより、シミュレーション自身、実社会の動向を見極めるための疑似実験みたいなものだから。
利益率の高い商品を選んでほしいのならば、相応の誘導策をつける必要がある。隠しパラメータみたいな感じで秘匿しておいて、それを選ばないと困ると批判をするのは、少々お門違いな気がする。
この辺りは客商売、ビジネス、特に商品を直接販売する小売系では常識に近い話ではあるんだけどね......。
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