今回の事件、はっきり言うと運転手の機転があって、これだけの少ない災いで済んだという点は否めない。新幹線では史上初の事故だった訳なのだから。運転手に賛辞を与える事が当然なのに、「安全神話の崩壊」と切り捨てるやり口は、ある意味マスコミの「圧力」だろう
— io302 (@io302) 2015, 6月 30
新幹線の件で改めて思ったけどマスコミは「とりあえず文句をつける」って行動様式いい加減やめてほしい。「大きな課題が突き付けられた」とかそりゃ言うだけなら簡単だよ。内部に専門家育成して突っ込んだ「分析」してくれよ。わざわざ紙面でおっさんの居酒屋談義読みたいわけじゃ無いんだぞ。
— ゆんゆん探偵 (@yunyundetective) 2015, 7月 1
@yunyundetective でもマスコミに文句付けると弾圧だ~って成るんですよね
— 鶏 ?willcom共同イエデンワ派? (@hikarishidou) 2015, 7月 1
@yunyundetective 運輸安全委員会の記者会見議事録とか読んでると、糾弾だけできればよい、というスタンスが見え隠れしていて、がっかりきますよ。TVカメラ持ち込んだんだから情報出せよ、とかヤクザですか?と。 http://t.co/4tXddpiyZV
— こむたん (@com_zzzz) 2015, 7月 1
やはりこれも新幹線事案がトリガー。しっかりとした、少なくとも間違っていない報道を行うところも多々ある一方で、相変わらず撫で切り的な「安全神話が云々」をはじめとした戯言や、居酒屋でくだを巻いている酔っ払い的な話が少なくない。コメンテイターの話だから、自分達が呼んだにせよ専門家の話だから、と責任を回避する姿勢は丸見えだけれど、それを用意し伝えている時点で責任は一体化している。引用しただけだから、たとえ編集したとしても自分達には責は無いとする、悪質系まとめサイトがガセネタを流した時と同じ......ってあれか、悪質系まとめサイトは報道の悪い所を真似ているわけか。
で、特権階級的な姿勢を示しているのも相変わらずという次第。昔からってのは上記の議事録などでも良くわかる。自分達は市民の代表だからという大義名分はあるのだろうけど、それは法的に誰も認めたわけじゃない。そしてあなたたちだけに与えられた権限でもない。
「報道も商売。『売れるニュース』ばかりを流すのは当然」というのは、消費者側が責任転嫁を慎むための自戒の言葉であって、報道機関自身が言い訳に使っていいフレーズではない。的な。
— 名無しブラックハンド総帥 (@nns_blackhand) 2015, 7月 1
一方で商売だから仕方がないとの主張も良く行われる。センセーショナルな、イエロージャーナリズム的なものは売れないといけないので、というもの。しかしそれは報道機関側がドヤ顔しながら語るための、行動を正当化するための免罪符では無いのだよね。
改めて報道の劣化......あるいは単なる相対的劣化と実情の暴露が生じていることに関して、あずき先生がまとまったお話をしているので、こちらで覚書も兼ねて。
状況が、環境が変わっているのだけれど、従来の報道関係業界は旧来の状況のままで変化に疎く、結局対応しきれなくなっているのだろう。売れるためにはとあちこち手を出して、ますます悪化している、しかもそれを自覚できない状況。借金に手を染めて、返済するためにサラ金をはしごしたり、一発逆転を狙ってパチンコや競馬に手を出す、あるいはFXをやってみる、的な。
分業化社会と民主主義と報道とSNSとニコ生を貫通するお話http://t.co/v1cnIVRyTU ジャーナリズムは既に限界に達しており、今後その機能を十分に果たすことができない件については、こちらで説明済みです。反論は一読後にどうぞ
QT @hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
ただ、このようにガイドしてもジャーナリストは決してこれらを読んだりしないだろうと思うので、あえて過去の発言から要旨を抽出して再ツイートします。 QT @hashingi: @pogemutaBN @azukiglg 批判は肯定も否定も超えた高みにある。固定観念で考えない。以上。
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
【分業化社会のアレ-1】
1「高度に発展した民主主義は分業化(雇用と機会と役割の分担)が進む」
2「高度に分業化が進むと専門性が高まるが、同時に大量の門外漢が発生する」
3「門外漢は専門外については暗いので正しい判断は常にできない」
4(続
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
【分業化社会のアレ2】
4)「民主主義は正しい判断ができない門外漢に、全体についての意見を述べる機会を約束(思想と発言と報道の自由)するので、門外漢による不確かな判断は拡大再生産されて拡散する」
5)「結果として高度に発達した民主主義は、正確な判断ができない」
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
・人が集まると個々の専門を深める分業化社会が大きく発展する
・民主主義(全員で決める)では、大多数が門外漢になるので、高い確率で判断を間違えやすくなる
・報道は判断ミスを緩和させる機能が期待される
・報道も万能専門家にはなれないので、やはり間違える
(続
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
・報道が間違えると、報道を信頼していた残りの門外漢全員が間違える
・報道に対する信頼が下がると、門外漢は専門家に直接意見を尋ねることになり、報道の必要性が下がる
・とはいえ、専門家は「報道技術(説明)」の専門家ではないから、そこに時間を割くのは困難
(続
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
ここまでのまとめ-3
・専門家以外の門外漢全てが「学ぶ能力」を持ち、専門家の全てが「伝える能力」を持つ(その専従者である報道が専従者である必然性を下げる)のが一番いいけど、それをすると「専門分野の深化」が阻害される。
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
・専門分野がそんなに【多くなかった】時代
・報道が間違えていても【門外漢がそれを検証できなかった】時代(ぶっちゃけ、ネットがなかった時代)
なら、報道に対する信頼は揺らがなかったし、報道関係者が網羅すべき専門分野もさほど多くはなかった(手が回った)と思う。
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
でも、
・高度に分業化が進みすぎて、その全てに報道の手が回らなくなった
・報道の手が回っていないことを、門外漢が検証する手段(ネット)を得てしまった
というのが今現在の我々の社会であるわけで。
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
もっと要約すると「ジャーナリストの大多数は、批判対象に対する理解が不十分な門外漢であるため、正しく批判することすらできていない。その事が、ジャーナリストではない読者、視聴者、一般大衆にバレてしまっている」ということですね。
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
ジャーナリズムが信頼を失ったのは傲慢によるものではなく、「ジャーナリストは万能にはなれない」という能力上のどうにもならない限界によるものなので、精神的な云々をどう訴えてもジャーナリズムが信頼を取り戻すのは容易なことではないです。
@hashingi
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
「批判」を行うためにはまず検証が必要で、検証するためには対象物を十分に理解しなければならないんだけど、十分に理解するためにはその対象物に対する専門家、準専門家としての素養が求められる。
が、既存のジャーナリスト、自称ジャーナリストのどれほどが、そこまでの「理解」ができてるんだろ。
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
まあ、それへの反論は「自分達は実名を晒すというリスクを負っているのに、おまえら匿名は物陰からこそこそと」辺りでしょうかね QT @junksai5: @azukiglg @hashingi 実名で ツイートやって 無知を晒す ジャーナリストが増えれば 報道への信頼はさがりますよね
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
実名であれ匿名であれ、内容が第三者が(誰でも)検証可能であるならば、発言者の名前や身分はどうでもいいことなんだけどねえ。 QT @junksai5: @azukiglg @hashingi 実名で ツイートやって 無知を晒す ジャーナリストが増えれば 報道への信頼はさがりますよね
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
「誰が検証しても同じ結果が得られる」ものでなければならないのに、取材者、記者によって同じものを見て違う考察やら誘導やらが出てくるから信頼失うんだと思うなあ。ジャーナリズム。
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
まあ、「ジャーナリストによる批判は崇高なものだから口答えは許さぬ」と宗教めいたことを言い出した時点で、ジャーナリズムは信頼を喪失しているんじゃないか、と思いますよ。 QT @hashingi: @pogemutaBN @azukiglg 批判は肯定も否定も超えた高みにある。固定観
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
そりゃまあ、ジャーナリストの方々もそれが【商売】ですからね。食べていくには名前を売って、クライアントに覚えめでたくならないと生きていませんから QT @junksai5: @hashingi 発言者の名前や身分はどうでもいいことなんですけど ジャーナリストの方々は たぶん そう
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
http://t.co/JuigEj5Yjp コレな?w QT @nns_blackhand: TLに流れてきた「批判は肯定も否定も超えた高みにある」という一文の意味がさっぱり理解できない、日本語の苦手なオッチャンが俺です。
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
ていうか「感情」とか「心の内に寄りそう」とかが悪いことだとは言わないけど、それやるんだったら【ジャーナリズム】としてやるんじゃなくて、【作家】か【カウンセラー】としてやるべきなんじゃないかと思うんだよなあ。
感情やら印象やら心の内に寄りそうやらは、ジャーナリズムが扱う分野じゃない
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
作家側としては、そういう棲み分けはキチンとしてほしいですな。
— イケメンが語る実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 2
もちろん全体すべてがそうってわけじゃない。ただ確率論、比率的な話で、確実に指摘されている状況は浸透しているし、該当する関係者は増え、比率は増加し、目立つようになっている。しかも浄化作用が効かない状態。
効果的な影響力を持つ第三者機関による精査が無いので、ジャーナリズム界隈は暴走し、進化の行き詰まりに来てしまった。報道とエンタメをごっちゃにして良い所取りをしているつもりが、双方の悪い所が強調されて酷いことになっている、しかもそれに気が付いていない。そう表現すると分かりやすいかも。内容的にあっという間に瓦解した自由なんちゃら協会が好例だね。
第三者機関云々って話も、実はあずき先生が先日語っている。こちらも興味深いので、時間を見つけて精査していきたいところ。
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