あれは、重版が何度も掛かって初めて旨味が出るものであって、初版しか出ない本は印税の旨味ない。あと、ロイヤリティを支払うコンテンツは印税の旨味ない。 QT @tyurukichi_AA: (´;ω;`)ブワッ RT @azukiglg: 印税は大したパワーねえよw QT 印税はパ
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
今、かなりざっくり数えてみて、単著と共著合わせると80冊かもうちょっとくらいあった。
あと、監修本とかがちょっと数え切れてなくて、たぶん30~40冊くらいはあるはず。
共著本が多いんで、思いがけずたくさんあってびっくりしてる。
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
でも、そんだけ出してても印税じゃまるで生活できてないのが、「中堅以下作家の実情」ですなw
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
というわけなので、「本を出して一発当てて印税でウハウハ暮らしたい」という人の心をペッキペキに折っていきたいw
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
単行本などが売れることで作者に入る印税。大よそ販売冊数に対しその定価と印税率をかけたものが報酬として算出されるので、本が売れれば売れるほど手に入る印税も増えてくる。中長期的に引き合いのある書籍だと、まさに書籍を刊行するたびにお金のなる木が1本ずつ増えていく感じ。
ただしこれは該当する本が重版(一度刷り切った冊数では足りなくて、再びまとまった数を印刷すること)しないとあまり旨味が出てこない。ケースバイケースだけど、漫画ならば雑誌掲載時の原稿料+初版の印税で大まかな収支ではトントン、重版がかかって初めて利益が出る......なんてこともある。もちろん原稿料のみでプラマイゼロ、単行本化されれば初版から利益換算できるってのもあるけれど。
だから作家的なポジションについてもすべてがすべて、夢の印税生活を迎えることができるってのは、言葉通り夢のような話でしかない。本の種類数を沢山送り出しても、販売数が伸びなければ印税額は微々たるものとなる。もちろん逆に、種類数は少なくとも、ヒットセラーを送り出すことができれば......ということ。
僕くらいで今、共著単著監修本合わせて年間で10冊前後くらいに関わってるんだけど、全然食えていないのです。そんだけ出していても。
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
では、「25年間で12冊」くらいのペースで本を出している評論家やジャーナリストはどこで食ってるのかというと、恐らくは「本には纏まらない程度の論考」とか、雑誌への寄稿とかだと思うんだけど、これが分野によっては「そもそも雑誌(専門誌)がほとんどない」とかある。
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
あっても、「そのジャンルの専門家が、その雑誌への寄稿だけで食べていける」かというと、まあかなりしんどいのではないかな、と。
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
共著出した位では生活潤わないよ...と、遠い目をしておきますw
(身内としては遠い目にならざるを得ない実例が我が家にもw)
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 3
なので、
・複数分野を扱う
・ギャラのいいとこで提灯を持つ
・タニマチを持ち上げる
・専門学校講師
・大学客員講師
・講演会
・テレビ出演
まあ、そういう具合で手広くやらないと食べていけない。
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
編集作業なんか、その本が何百万部増刷されようと追加ボーナスはないからな。負担は小さくないけどあんまり評価もされない。 QT @koalaclaw: @azukiglg 初版分のテキスト&編集作業が買い切りとなると、版を重ねられるかどうかにかかってくるものなぁ。本を出すことと儲かる
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
@azukiglg 一発でかいヒットがあると講演とかもありますね。
以前に聞いたことのあるフリージャーナリストから講演の営業パンフとか送られてきます。
— プレーンビスケット (@plain_bis) 2015, 7月 3
@azukiglg あと、上手いことブームに乗っかって、本は単なる名刺代わり、マス出演料(なんで未だに芸能界は払いのケタが違うんだか)で喰ってたりするしな。物書きもタレント性が求められる(そして一瞬の放送で消費される)時代かよ、とは思う。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2015, 7月 3
@azukiglg そして最近ジャーナリストの講演料がダダ下がりなのですよこれが...。
どこも苦しいのは一緒なんだなぁ...。
例外は池上さんで講演90分にパネルディスカッション30分で三桁万円というお断り価格でした。
— プレーンビスケット (@plain_bis) 2015, 7月 3
@azukiglg それどころか、本は出てないのに出演料で喰ってくヨイヨイさんも多数いらっしゃるわけ(最近は物書き以外にも儲かってない弁護士にも居るやな)なので、はて、物書きってのは何の仕事してるんだっけと首を傾けてしまうこともあったりしてなw
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2015, 7月 3
たぶん、その「講演会」が立てられないくらいに苦しい人が、【トークライブ】をやるんじゃないかなと言ったらきっとまた叱られるw QT @plain_bis: @azukiglg そして最近ジャーナリストの講演料がダダ下がりなのですよこれが...。
どこも苦しいのは一緒なんだなぁ...。
例外
— 入門者のための実話怪談【怪決】AZUKI (@azukiglg) 2015, 7月 3
@azukiglg 芸能人枠と文化人枠の支払金額の差には、それはそれでまた食い付けるネタがわんさとあるから、別の流れで追って行くと面白いザンス。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2015, 7月 3
@azukiglg 芸能人枠と文化人枠の支払金額の差には、それはそれでまた食い付けるネタがわんさとあるから、別の流れで追って行くと面白いザンス。
— 虎荒狗狼 (@koalaclaw) 2015, 7月 3
で、本の原稿料やら印税だけではどうやっても食っていけないよねって状況になると、どうなるかっていうと、本を稼ぎの元手とするのではなく、販促ツールとして使う方法。実はこれ、随分と前から行われている話。紙媒体による冊子ってのは相応の威光があることに違いは無い。そこでお金を払って本の作り方を受講し、ルートを利用し、本を作ってもらうっていうビジネスモデルもあるぐらい。もちろん書籍化されるためには相応の内容を持つコンテンツを作る必要はあるし、その本が売れれば印税は入るけどね。要は商業誌と同人誌の中間みたいな感じ。自費出版と商業出版の融合体みたいなものかな。見た目は商業誌だけどね。
まぁいずれのルートにしても本が出れば、それを販促ツールとして名刺代わりに用い、箔をつけ、講演会やら何やらで実益を得る、と。それはそれで一つの手法としてはあり。ただしこの場合、夢の印税生活ってのは、言葉通り夢でしかない。
言葉の言い回しで良く使われる「ミリオンセラー」。語源通り100万部以上売れた冊子のことを意味するのだけど、仮に1500円の書籍で印税率10%とした場合、作者の印税は1500×0.1×100万で1億5000万円。税金で半分もってかれたとしても7500万円がざっくりと入る。そしてもちろんミリオンセラー作家となれば、続々と執筆依頼が舞い込み、講演会やらテレビ出演やら雑誌の連載などもアプローチがかかる。ただそれは、よほどの才能が無ければ、あったとしてもさらに運が加わらなければ、宝くじで1等を当てるよりも難しい。
もっとも昨今ではコンテンツの製作はともかく、不特定多数への披露に係わるハードルが下がっている。文筆にしても絵にしても、デジタル系に限らず物理的な素材による創作にしても、実力と運があれば、誰でも「夢の印税生活」なるものをつかめる可能性はある(「印」税ではないものもあるけど)。もちろん上記にある通り、現実は厳しいけれどね。
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