"KDDI、退社後11時間は出社禁止に 全社員1.4万人対象 :日本経済新聞" http://t.co/7QkYoJ8q2z この発想はなかった。たしかに。過剰な残業をあるものとして認めた上での良いルール設定。
— T.Yoshida@UT-HACKs (@TechPcho) 2015, 7月 4
日本が欲しかった残業政策はゆう活ではなくこれ。/KDDI、退社後11時間は「出社NO」 全社員1.4万人対象:日本経済新聞 http://t.co/YZ5VHwREca
— エビフライ@宇宙の人 (@kiruria281) 2015, 7月 4
朝早めに出勤してもらってその分夕方早めに退社してもらう、いわゆる「ゆう活」なんて言葉も出ているけれど、要は仕事の量が多すぎる・ビジネス相手との時間調整で長時間拘束される(そして相手もそれを当たり前として見ている)・残業しても残業手当が出ないどころかサービス残業扱いされるのが問題なのであって。
今件は「とにかく出勤すると仕事をしてしまう、させられることになるので、退社から出社までは最低11時間は開けること」を義務化するという話。まぁ、会社と自宅の間が1時間かかるとすれば、出勤・退勤にそれぞれ1時間として、自宅に居られる時間が9時間との計算ができる。
自宅に居る時間を決めるってのは間抜けに見える人もいるかもしれないけど、発想の転換との観点では興味深い。一方で、これはこれまでの他の規則にもいえることではあるんだけど、決まりを厳密に守らせることができるか、ボランティア的な行動を強要させることにならないかなど、不安点も多い。今件なら「終らなければ自宅で作業しろ」みたいな。もっとも昨今のビジネス環境では、自宅での作業はセキュリティ上問題が多いってのも多々あるんだろうけど。
「今がこうだから、これが常識だから仕方がない、従え」って話は良く聞く。以前も触れたけれど、他人の良心・ボランティア精神を前提とした仕組みは、何か変化があれば非常に容易に瓦解する。そのリスクを考えれば、厳密に決まりを守らせるのも一つの方策じゃないのかなあとは思う。
サービス残業をしなければ終わらない作業ってのは、何かイレギュラーな事案が発生した場合はともかく、根本的な前提条件、設計部分で問題があるとの認識を、企業側も持たないといけないと思う。創設時直後の、馬力をかけてスタートダッシュをしなければいけない時期はともかく、ね。
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