たかがランドセル選びでも「子供の意思を尊重しないと後で恨まれる」「親の意見を聞いて決めて良かった」「人と違うランドセルで虐められた」「他人と被らず満足だった」みたいな相反するご意見が怒涛のように寄せられるので、Yahoo知恵袋とかで人生の大事な決断を相談する人はマゾなの...
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2015, 6月 29
いろんな人がいていろんな選択があるから、結局覚悟して自分で決めるしかないのよね、と悟るためにあるのかもしれないな...と思った、Yahoo知恵袋の人生相談。
— よく眠りたまに色々考える主婦 (@toppinpararin) 2015, 6月 29
日本ではヤフー知恵袋が一番知られているけれど、ネットが普及して多くの人が容易に意思表示ができるようになったことで生み出された新たな文化の一つが、Q&Aサイトの類。ソーシャルメディアでも似たような状況は多々生じているけれど、任意の人の質問に対し、不特定多数の人が回答しえる場を設けるというもの。会社や学校でも掲示板に質問の類の付せんを貼り、それに対して知っている人、経験がある人が回答をしていくって手法は見受けられるけれど、それのインターネット版みたいなもの。
単に回答しただけでも不特定多数に自分の知識を披露できるし、質問者から賛美されれば嬉しいし、さらに「喜ばれるような知識を施した凄い人」的なまなざしを受けられる。さらにシステムによって特典(ポイントの類)を得る事も可能。おばあちゃんの知恵袋が一個師団単位で待ち構えているような雰囲気でもある。
ただし。
ある程度個々のアカウントに対する信ぴょう性・評価などの仕組みは用意されているけれど、それでもノイズが混じることに違いは無い。積極的にデタラメを語る人もいるし、本人は親身になって回答しているつもりでも間違ったことを伝えてしまっている場合も多々ある。ましてや多様な考え方がある事案については、それぞれの宗派(汗)の意見が投げ込まれ、どれを信じれば良いのか分からなくなってしまう。目玉焼きには何をかけるのが一番おいしくいただけるのかと質問したら、しょう油だソースだこしょうだ塩だ唐辛子だケチャップだマヨネーズだラー油だワサビだ唐辛子だごま油だ、みたいな。
一歩引いて冷静に考えれば、そのような状況に身を投じることに対し「マゾ」との表現を使いたくなるのも理解はできるし、結局自分自身で判断するしかないと悟りを開くのも当然かもしれない。まぁ、考えてみれば、人生相談をしに事務所に足を運んだら、みのもんたが1ダース居てそれぞれが別の内容を語っているようなものだ。
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