中国:空売りを標的か-先物取引に制限、小型株の指数で - Bloomberg http://t.co/8LMPW38d8b 効用性はともかく空売り規制は日本でもある話ですので......
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
中国株式市場が異常事態。あす8日から売買停止銘柄が942社に。上場企業2781社の実に3分の1に相当。株が下げるのならいっそ売停にしてしまえというトンデモ論。でもさ、株主からは流動性を奪うコトになるよね【7日?再有173家公司申?停牌】http://t.co/MU1lgM29W6
— Asia Strategist (@yoichiro_416) 2015, 7月 7
3分の1が株売買停止=中国(時事通信) - Yahoo!ニュース http://t.co/kR4hXjkjl8 って起きたらまた増えてるー!?
— 各務原 夕 怒りのデスロード (@nekoguruma) 2015, 7月 7
中国株式市場救済の2.4兆円投入は違法行為!?弁護士の指摘に「非常事態には非常手段を使う」「違法かどうかは関係ない」―中国ネット(Record China) http://t.co/6aJfDq1Yrn
— おっさん (@miyabiossan) 2015, 7月 5
先日のギリシャでの国民投票結果におけるユーロ圏・EU圏離脱可能性の顕著化やプエルトリコのデフォルト......が一度宣言されたけどその直後に取り消されるという良くわからない状態の陰で、こんな話が出てきている。スタンピード現象的なものか、それとも起きるべくしておきる環境が整ったからなのか、中国の市場動向が少々きな臭い話となっている。
「ちょいとばかり」とタイトルに挙げたのは、似たような話はこれまでにも何度かあったし、そもそも論として中国市場は資本主義社会の市場とそのまま同じようなものとして比較すること自身が無意味だったりする。何しろ共産主義国家でかつ独裁国家によるものだから、疑似的に資本主義的な要素を取り入れていても、何かあればその本質を発動させれば済むだけの話。
@nekoguruma リーマンショックあたりでロシアが株式市場全体を閉めちゃった時があったような
— ななよう(†鋼鉄の豆腐†) (@nanayoh) 2015, 7月 7
2008年10月8日 「株式市場が取引開始直後から暴落し、約30分後に取引が停止される」(世界金融危機、ロシア 2008~2009年 (影響と対応)) http://t.co/2qT5WIbLyH
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
2008年10月第2週 10月7日 - ロシアRTS市場が19パーセント下落。一時取引停止。https://t.co/j0CDNolpQr
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
規模は違えど記憶に新しいものの限りでは、先のサブプライムローン問題の露呈に始まる金融危機、そしてリーマンショックにおいて発動された日経平均先物に対するサーキットブレークとか、空売り規制とか、ロシアにおける市場停止措置ってのがある。ただこれはあくまでも一時的なものであり、今件は少々勝手が違う。特定銘柄の売買停止となれば、売買再開となった際に生じるであろう損失を担保するために、停止されていない銘柄の売却による現金化は加速される。
そして日本での空売り規制の時にもよく言われたんだけど、この類の売買規制ってのは、一時的な応急措置でしかなく、しかも全体的な影響はより大きなものとなり、長期化してしまう。虫歯になった時にその部分を早期に治療して削ればいいのに痛み止めだけで我慢していたら、どんどん悪化してしまい、歯そのものを抜かねばならなくなったり、他の歯にまで広まってしまうような感じ。売買によって決定する株価ってのは、さまざまな環境、状況、心理状態を加味して生み出されるものだから、その要素を無視して売買を停止=株価を固定してしまえば、エネルギーはどんどんたまり、解放された時の影響はさらに大きくなる。
まぁ、売買停止が心理的なパニック状態を収めるための措置であるのなら十分理解は出来るのだけど、逆に投資家心理を悪化させるような気がしてならない。
「めうちゃんは独裁してるけど、株価の低迷に悩んでいる」
「株価が下げ止まらないめう」
「そこで株式の売買を停止する」
「売買を停止...」
「あとは、数値を適当に書き換えたり公的資金を投入すれば、めうちゃんは株価を支えられる」
「やっためう! すごいめう!」
— 各務原 夕 怒りのデスロード (@nekoguruma) 2015, 7月 7
「でも数字の書き換えや公的資金の投入はすでにやってたりする」
「もう打つ手がないめう」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
「そこで市場を無期限に閉鎖する」
「無期限......」
「するとめうちゃんはずっと今の株価の資産を持っていることになる。暴落で損をすることはなくなる」
「やっためう! すごいめう!」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
もちろんこれはネタ、ジョークとしてのやりとりではあるんだけど、これがジョークと表現できるのは、もちろんそんなことは資本主義における株式市場であるとの前提があればこそ。上記でも触れているけれど、中国は共産主義でかつ独裁国家。緊急事態となれば、いかなる行為も許容されることになっている。先が読めない状況であることに違いは無い。
同じく上で触れているけれど、群集心理、スタンピード現象などはどのような体制下においても発生しうるからねえ......。AIIBの動向にも小さからぬ影響が生じそうな気がするし、注意深く見守りたい。
追記:
内藤証券における中国株の「今日の売買停止銘柄」履歴ページ。「重要事項に関する公告未発表のため」がずらり。http://t.co/YBQpq7Ertq pic.twitter.com/vW2HjTsszJ
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 7
内藤証券に停止処分に関する説明書きが成されている。その大部分は「重要事項に関する公告未発表のため」。この言及が正しいとするのなら、かつて日本の新興市場で生じた「アレな企業の不祥事発覚による上場廃止措置」が一斉に生じたことになる......のだけど、それってどうよ、という感じもする。それだけ大量の「問題児」が今まで存在してたのか、となると、ねえ。あるいは市場内規的なものが変わって、一斉に抵触しうる形になったのかな? いやでもそんな話は聞いていないし。。。
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