Like *gold*
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— Jorge Cham (@phdcomics) 2015, 7月 7
昨今ではいくぶん値を戻しているけれど、ここ数年じわじわと、そして確実に価格上昇中の純金。その純金の高騰ぶりを皮肉った4コマ。タイトルは「ゴールドのようだ」。
助手っぽい人が教授から示された、あるいは提出予定のグラフ・データを手に、感想を述べている。教授曰く「さて、そのデータはどんな具合だ」。助手いわく「とても良いですね」。そして「これは純金のような重みほどの価値があります」とまで表現する。しかし教授は首を傾げる。「そのデータにはそれほどの重みは無いよ」。
そこで助手は答える。「ええ、その通りです。でも多分に、今の純金のように過剰評価されています」。正確には表現として「ぴかぴかに光り輝く」ともあるのだけど、これは本質以上に粉飾されているという意味も兼ねているんじゃないかな。つまりデータそのものは正確性・妥当性の上で疑わしい、と。
純金価格の高騰ぶりは、相対的な他の市場資産の値下がりや、貨幣そのもののインフレ化も大きな要因。ただ、純金価格のみを追いかけていると、あるいはこんな風に「今の金価格は上昇しすぎている」と思っている人も多分にいるのではないかな......ということを思い起こされるお話ではある。
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