エアコンつけずに熱中症の高齢者相次ぐとニュースになってるけど、昨日もあんなにクソ暑かったのに「肌寒いのでホットカーペットを入れてた」という老人を見たし、高齢者の温度感覚はマジで色々と狂ってることがあるので本当に恐ろしい。
— レ点@JSMO week (@m0370) 2015, 7月 13
老人はどちらかというと寒さには敏感で積極的に暖房を使うくせに暑さに対しては恐ろしく鈍感で、35℃でも「暑くないしエアコン使わなくても平気よ」とか言いながらぶっ倒れて熱中症で運ばれるとかよくある。
おいおいおばあちゃん、口では強がってみせても身体は正直じゃねぇか!
— レ点@JSMO week (@m0370) 2015, 7月 13
もちろん、寒さに鈍感で真冬に暖房使わず低体温症で動けなくなってる老人もいます。。(ただし熱中症より頻度は少ない)
— レ点@JSMO week (@m0370) 2015, 7月 13
以前高齢者の熱中症による救急搬送者数が多いことに関して、特に室内では電気代の節約を気にして云々って話の他に、高齢者は元々温度変化に対する反応が鈍いとの意見があった。別のルートで上記のように、同様の指摘があり、やっぱりそうなのかな、という感。それにしても寒さよりは暑さの方が鈍感になりやすいってのは何故なんだろう。人の神経細胞は老化すると高温では反応しにくくなるのかな。セロトニン神経細胞(【温度を感じる神経系の基本的なしくみ、解明される】)が歳を取ると高温面で働きにくくなるのかも。
https://t.co/ap6Vr5E3YZ
都市部が暑い原因であるヒートアイランド現象についての説明。
国交省のH24年白書で図表110も見ておきたいところ。
http://t.co/Z3gbVItPML
『夏は殺人的暑さ』である、て事にご注意。
根性論は百害あって一利なし
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 13
夏の暑さが身に応える時期になるし、良く耳にする意見の一つに「昔から夏は暑かった。暑くて当然。昔だって我慢したのだから我慢しろ」的な話。しかし実際には「むかし」と比べて今は温度そのものが上昇しているので、同列の比較は出来ない。特に都市圏では温度の上昇が顕著であり、同時に暑い云々ってのは都市部で良く語られる話であることから、「昔の温度と同じじゃないのだから、無茶言うな」的なツッコミが入ることになる。
まぁ、高齢者のいる部屋には分かりやすい、大きな文字で表示する温度計・湿度計、さらには熱中症リスクを表す分かりやすい表記のパネルが必要なのかも。
データについては
https://t.co/a6HV0z7v1U
で少しふれたとおり(各地域の温度も気象庁にあります)。
で、要注意なのが
・若年者に対するスポーツの強制
・高齢者の生活習慣
かな。
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 13
若年者に対するスポーツの強制・部活の強制については他の専門家がいるからそっちに任せますが。
高齢者については
1.高齢者の言葉を真に受けてはいけません
https://t.co/DzhFCBen9D
2.冷房は付けさせましょう
https://t.co/1XPWgVAyy8
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 13
高齢者の言葉を真に受けて、その結果が熱中症。
https://t.co/dTTC5GqA3Y
吹き出し口の温度を測っても無意味です。室温は「室内で一番暑くなるところで」測ってください。
窓際は34度くらい、という事例もしばしば。
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 13
こちらは環境省の資料。2010年のものですが、65歳以上の方の熱中症は多くが屋内で発生してました(図1-8)。
http://t.co/me3M6HEUn1
節電ガーなんて考えてる場合じゃ無いので、涼しい環境を作って頂きたいですね。
— KGN (@KGN_works) 2015, 7月 13
高齢者に関しては先行する記事で触れている「人生のアップデート」が成されず、過去の経験からのみで判断してしまう場合が多々あるため、結果として「大丈夫だ」と認識していたものが、実はもうアウト直前だったということもある。あくまでも第三者的な視点から図れる数字を元に対応すべし、本人自身の意見は参考程度に、ってことかな。酔っ払いの人が「自分は酔ってない」というのと同じ、程度と見れば良い。
節約しなきゃ、電気代......って意見には「健康を損ねたら何倍も医療費かかるよ」「それで万一亡くなったらもう電気代は要らないけど、それはお勧めしない」って感じになる。要は期待値計算をすればすぐに分かる話なんだけどね。
救急搬送データから見る熱中症患者の増加 http://t.co/KDTLT8XyQY 図4 年齢階級別・発生場所別に見た熱中症患者の発生率 pic.twitter.com/poBneU9Rue
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 13
熱中症患者情報速報 平成23年度報告書 https://t.co/I4kLI6KqKA pic.twitter.com/AfBhWL7ZcN
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 13
国立環境研究所 熱中症患者速報 http://t.co/CGDWN66sqn \みつけた/ 経年データが採れる。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 13
昨年分でもやはり高齢者は住宅内での熱中症発生による搬送者が多いですね pic.twitter.com/M4bFKUrbTi
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 7月 13
で、それらの話の中で出てきたデータを元に色々と探して見つけたのが、国立環境研究所 熱中症患者速報。年ベースの調査結果で、全国すべての総合値では無く、特定地域の情報を元にしたものではあるけれど、取得元は消防庁や気象庁であることも合わせ、精査の上では十分以上の精度がある。ざっと読みした限りでは指摘の通り、高齢者は室内で発見される形で、熱中症による救急搬送者の比率が極めて高い。エアコンをつけていなかった可能性は、先の【高齢者の熱中症のリスクは「エアコンあるけど使わない」が多分にあった、その調査結果を確認】と合わせ、随分と多い感はある。
もっともそれが「暑いと思わなかったのか」「暑いけどもったいないからつけなかったのか」のいずれかについては、もう少し内容を精査する必要があるのだけど。震災以降と以前で傾向がどのように異なるかも、時間を取って詳しく精査したいところだな。
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