歩きスマホはマナー云々では無く、危険行為として注意した方が良いのではないかという話

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すべての注意事項・ポスター、文言を精査したわけではないので確定はできないのだけれど、すでにマナーレベルを超えて、危険行為としての警告を発している面もある記憶はあるし、実際当方も複数回数、被害者になりかけた事案に遭遇しているので、傍観者としての立場でへらへらしているわけにもいかないのだけど。

いわゆる歩きスマホ問題って、多分にマナーだからってのだと効果が薄い気がする。マナーは道徳倫理の問題で、一人一人の心境や内部ルールによるところが大きく、強制力がない。結局、俺様ルールが最優先されているから、「俺がこう思ったんだから別にいいだろ」で済まされてしまう。

さらにルール化してもその罰則・取り締まりを厳格化しなければ、グレーゾーンを良いように解釈されてしまいかねない。先日の自転車に係わる取締りの強化でも、実はやっちゃいけないことを見逃されていただけだったんだなってのを再認識されられたのは記憶に新しい。まぁ当方も傘を差して自転車を運転していて死にそうになった経験はあるし、改正後はレインコートを調達して使っている。

「危険行為だから」との表現を用いると、脅すのかとの反発声もあるんだろう。ただ、危険行為であるのは事実だし、リスクが体現化してしまった人も少なからず報じられている。「読者も、ラジオ視聴も同じリスクがあるはずなのに、なぜスマホだけ」との反論も当方に寄せられたこともあったけど、結局のところ数字の違い。現状で多いし、今後もさらに多くなることは容易に想像できるから。しかも日本だけの事例じゃない。海外だとスマホっていうよりはテキスティングって形でリスクに警告を発しているけどね。

「マナーだから」で制止してくれればそれが一番気が楽で面倒が無い。それで止められない人がいるし、概して止めない人ほどリスクが体現化されてしまう。だからインパクトの強い言葉で半ば強要する必要があるし、さらには強制力で止める場合も求められることになる。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月18日 07:13に書いた記事です。

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