チート行為が流行るのは、その方が得をする(と思われている)から

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以前グレーゾーンや裏技的な話でも触れたけれど、世間一般に言われるところのインチキ技、チート技が存在するだけならともかく、それが流行るのは、それをした方が当事者には大きな便益が得られるから。食堂でご飯を食べてお金を払わずに出ることが可能なら、食費を浮かすという便益、有利性が得られる。でもそれを皆が同じように行うと、商品を売る方が損をしてしまうし、社会経済が崩壊しかねないので、対価を払うように、払わないと無銭飲食になるという、社会的な足かせが必要になる。社会秩序の維持のため......はもちろんだけど、それ以上に、そのような決まりを設けておいてルールに従った方が、最終的には多くの人が便益を受け、社会そのものも発展していくから。

そこまで理解していれば、ルールを破るってことは滅多にないのだけど、自分が得をすればいいや、との認識を持つ人、そこまで頭が回転しない人がいるからこそ、ルールは必要になる。


これはゲーム、特に昨今のソーシャルゲームにもいえることで、チート行為が無くならないのは、その方がメリットがあると考えられるから。だから運用側はチート行為に相応のペナルティを課して、やったら損をするってことを認識させなきゃいけない。これはゲームに限らず社会全般においても同じ。

うん、そういうこと。ゲームだって結局は、ゲーム運用側が法律を作った社会には違いない。その社会の中で、いかに楽ができるか、良い想いができるかを考え、四苦八苦していくわけだ。

だから、あまりにもアレな「法の穴を潜り抜ける」ようなことをすれば、結局は社会側は全体の不利益、混乱を防ぐために、新たな決まりを作るようになる。先の自転車に関する道交法周りの話と同じだね。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月20日 07:33に書いた記事です。

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