綺麗事以前に、みんなが暴力を放棄した社会があるとして、その社会では暴力を行うと謂うチート行為に有利性が伴うからどうしたって暴力や犯罪はなくならないんだよ。だからチート行為を処罰し抑制する為に暴力装置が必要になる。 https://t.co/Lxt81ztRTu
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2015, 7月 19
以前グレーゾーンや裏技的な話でも触れたけれど、世間一般に言われるところのインチキ技、チート技が存在するだけならともかく、それが流行るのは、それをした方が当事者には大きな便益が得られるから。食堂でご飯を食べてお金を払わずに出ることが可能なら、食費を浮かすという便益、有利性が得られる。でもそれを皆が同じように行うと、商品を売る方が損をしてしまうし、社会経済が崩壊しかねないので、対価を払うように、払わないと無銭飲食になるという、社会的な足かせが必要になる。社会秩序の維持のため......はもちろんだけど、それ以上に、そのような決まりを設けておいてルールに従った方が、最終的には多くの人が便益を受け、社会そのものも発展していくから。
そこまで理解していれば、ルールを破るってことは滅多にないのだけど、自分が得をすればいいや、との認識を持つ人、そこまで頭が回転しない人がいるからこそ、ルールは必要になる。
人はなんでチート行為を行うのかって言ったら、そいつが悪人だからじゃなくて、チート行為をしたほうが得だと判断するからなんだよな。そう謂う意味ではメリットとデメリットの合理的判断になるから、チート行為ってなくならないんだよな。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2015, 7月 19
人間の社会的営みが行われるにはルールが決まっていないといけないんだけど、みんながルールに従っている時にズルをすると謂う行為は、何のペナルティもなければ明らかに有利なんだよ。だからチート行為を禁じる為にはそれを強制する暴力装置がなければいけない。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2015, 7月 19
法網の穴を衝く脱法行為ってそう謂うことで、ペナルティを喰らわないルール違反の方法って、ルールに則っている勝負ではみんな真っ先に考えるんだね。そのほうが有利だから。
— knt(黒猫亭) (@chronekotei) 2015, 7月 19
これはゲーム、特に昨今のソーシャルゲームにもいえることで、チート行為が無くならないのは、その方がメリットがあると考えられるから。だから運用側はチート行為に相応のペナルティを課して、やったら損をするってことを認識させなきゃいけない。これはゲームに限らず社会全般においても同じ。
うん、そういうこと。ゲームだって結局は、ゲーム運用側が法律を作った社会には違いない。その社会の中で、いかに楽ができるか、良い想いができるかを考え、四苦八苦していくわけだ。
だから、あまりにもアレな「法の穴を潜り抜ける」ようなことをすれば、結局は社会側は全体の不利益、混乱を防ぐために、新たな決まりを作るようになる。先の自転車に関する道交法周りの話と同じだね。
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