タイのケーキ屋で
客「誕生日ケーキをお願い」
店員「メッセージは何にしますか?」
客「書かなくていいです」
店員「カー」
出来たミッキーの誕生日ケーキには、"????????????" (書かなくていいです)メッセージが... pic.twitter.com/GQcVmu8VIV
— ザビエル古太郎 (@XavierKotaro) 2015, 7月 24
昨今では3Dプリンタやら食品に直接食べられるカラープリントインクを噴きかけられる調理機器が安価で出回るようになったこともあり、オーダーデザインのケーキサービスもごく普通のものとなった。当然、メッセージもデザインも多種多様で、お客の需要も増えてくる。
今件は恐らく、メッセージ部分は自前で付け足すか、あるいはあえて何も書かずにとの意図があったのだろう、「書かなくていいです」と意思表示をした。そして了解しました的な返事の「カー」(女性の場合につける、言葉の〆的なもの)。
ところが出来上がったのは、メッセージ部分に「書かなくていいです」の文字。いや、確かに「書かなくていいです」とは言ったけれど。違う、そうじゃない、的な。ちなみにケーキ上の文字はちゃんと「書かなくてよいです」とタイ語で書いてある。これは確認した。
これって以前【出来上がったケーキは送った写真ではなくて...データの手渡しとコミュニケーションの難しさと】で紹介した事案と同じパターンで、コミュニケーションの難しさを再確認させられる。「いくらなんでも『書かなくていいです』ってメッセージをケーキに描きこむのはヘンだろう」という、臨機応変的な発想と、マニュアルにはないであろうけれど意志の再確認があれば、悲劇(喜劇)は防げたはず。
俺「領収書の宛名は?」
客「あ、空欄で」
俺 (空欄、と書いて渡す)
— Masayoshi Nakamura (@masayang) 2015, 7月 24
でもこの類のミスって、誰もが起こし得るもの。語り手側の脳内イメージがテキストにすべて反映されておらず、これは知ってて当然だろう的な前提が相手には無く、ミスマッチが生じてしまう。これは注意しなきゃいけないよね。
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