とある上司曰く、多くの新卒は「何でこんなことも出来ないんだ」と頭ごなしに怒ると凹んで機能停止するが、「お前なら本気出せばこれくらい余裕なのに何で手を抜いてるんだ?」っていうベタだけどツンデレな怒り方をすると大変よく働くとのことです
— J.W.Bot (@Jwahrheit) 2015, 7月 26
これは以前にも似たような話を取り上げたし、ケースバイケースな感じですべての状況においてテンプレートとして役立つわけではないのだけど、昨今の若年層は特に情報過多と均一化の波に飲まれて、自分の自我、個性を他人に認めてもらいたい面が強く心理的な部分として影響しているので、効果的なのだろうな、という話。
単純に怒られると、行為そのものの失態に加えて自分の否定までされているようになり、モチベーションが吸い取られてしまう。他方、一度持ち上げて個の特性を認めたうえで、その特性があるのならできるはずだよねと諭すと、「個人としての自分を認めてもらった」「しかも高い能力を有していると判断されている」「怒られているけれど、同時に期待をされている」とも解釈できるので、やる気が全然違ってくるとの話。
考えてみれば前者は単に直接対象の行動のみを見た上での反応だけと、後者は日頃から見ている事を同時に伝えているからね。
ある上司が人を持ち上げる天才で、少しでも的を得た回答やアウトプットを出すと「素晴らしい」「君なら出来ると思ってた」「お見事!」みたいなことを平気で言う訳ですよ。結果死ぬほど働くことになるんですけど、一切疲れないんですよね。自己承認欲求の充足は本当にドラッグだと思います。
— J.W.Bot (@Jwahrheit) 2015, 7月 26
これは多分に太鼓持ち的な話で、あまり濫用すると一つ一つの言葉が軽くなってしまい、逆に茶化されていると思われるリスクがある。ただ、ネット上での話ならその可能性は高いけれど、リアルでその場で語られれば、悪い気はしない。完全にこれまでの経験を記憶しているわけじゃないからね。まぁ、ほめるべき時にはほめる、怒る......というよりは叱る時には喚起させる形を取るってことかな。
持ち上げる系上司にあたったことがなく、レビューの大体は「全方位的に意味不明」「脳はいってる?」「○卒かよ」といった刺激的な言葉で返ってくる6年間を過ごしてきたので、たまに温かい言葉をかけられるとこれはきっとヤバい仕事を振ろうとしてるな....という予感しかない
— MENSANS (@uudaiy) 2015, 7月 26
ただし使い方、タイミングを間違えると、こんな感じでさらなる悪寒をもたらすことになる。何か凶報を伝える前には必ずお決まりの言い回しを使うとかってのも良い例。やり方を変えるつもりがあるのなら、少しずつ変えていかなきゃ、だね。
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