吉野家でTポイントが使えるようになるらしい

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 株式会社吉野家(本社:東京都北区、代表取締役社長:河村泰貴、以下「吉野家」)と、株式会社Tポイント・ジャパン(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:増田宗昭、以下「Tポイント・ジャパン」)は、このたび、Tポイントプログラム契約を締結いたしましたので、お知らせいたします。これにより、年度内を目途に、吉野家が展開する牛丼チェーン店「吉野家」1,179店舗(2015年6月末)において、Tポイントサービスを開始いたします。


様々な業界においてポイントサービスが拡大する昨今、吉野家は共通ポイントサービス「Tポイント」を導入することで、Tポイントのデータベースを活用したCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)に取り組み、ロイヤルユーザーの継続利用、新規顧客の定着化など、お客様に応じた費用対効果の高い販促策に取り組んでまいります。

また、Tポイントのビッグデータを活用することで、精度の高い顧客属性や行動分析、Tアンケートを活用した消費者インサイトの把握などを通して、商品開発や販促施策などの充実に繋げます。その他、店舗開発に関しても、データベースをもとに、新店の売上予測の精度アップを図るなど、様々な分野に積極的に取り組んで参る予定です。

Tポイント・ジャパンが運営する「Tポイント」は、日本人の4割にあたる5,431万人(アクティブ・ユニーク数(※1))が日々利用し、ファミリーマートをはじめ、ENEOS、TSUTAYA、ガスト、エディオン、マルエツ、ウエルシア、ソフトバンク携帯電話、Yahoo!ショッピングなど約39万店舗を超えるリアルとネットの生活に密着した幅広い分野でご利用いただける日本最大の共通ポイントサービスです。牛丼チェーンは、T会員の皆様からのTポイントサービス参加要望が高い業種であることから、吉野家でのサービス開始をきっかけとして、更なるTポイント利用率向上と顧客満足度向上を期待いたします。


リリースを読み返した限りでは、現時点では吉野家とTポイントの会社が手を結んで、その利用性向を吉野家のマーケティングに活かす云々っていう話。年度内を目標に、吉野家でサービス利用が開始になるということだけど、具体的にどのような施策が行われるかまでは分からない。

コンビニや薬局での利用と同じように、代金を払う際にその額面に応じてポイントが付加されたり、購入性向がビッグデータ的に扱われるって感じかな。例えばレシートを見てみると、これまでの自分の利用性向にあった広告がプリントされているとか、良く食べる惣菜の割引券がプリントされているとか。

一見すると良いことづくめのような気もするけれど、一方で自分の行動様式が把握されるのを良しとしない人もいるに違いない。Tポイントカードで個人情報を登録している人は特に。他のお店でカードを使っていたら、「吉野家で新商品が出たからそろそろいかが?」なんてメッセージがプリントされていたら、結構ぞくり、と来てしまう。

まぁ、ポイントカードでは無くクレジットカードのような把握をされているって割り切れば良いのかもしれないけれど。色々と複雑な感は否めない。

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このページは、不破雷蔵が2015年7月17日 06:23に書いた記事です。

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