If Titanic sank in 2015. pic.twitter.com/emOhwOh1Ou
— Sam Kalidi (@samkalidi) 2015, 8月 10
歴史に名を残し、映画化もされたタイタニック号の悲劇。色々な技術の進歩で同じような原因による事故が起きる可能性はもうほとんどゼロに等しくなったけれど、もし仮に似たような事故が起きたのなら、というネタ画像。
海に投げ出された乗客がみな腕を挙げて、自分のスマホを使って沈みゆくタイタニック号を映している。恐らくは静止画では無く、動画の撮影をしているのか、あるいは生中継的に動画配信をしているのだろう。総ユーチューバーモードかもしれない。シリアスな情景が一気に喜劇(単なる笑いというよりは、むしろ苦笑い)に変わってしまう。
ただこれってあながちジョークとも言い切れない。以前法王の演説のシーンだったかな? その情景を映した昔の写真と今の写真を比較する形で並べて、今の写真では皆が皆スマホを掲げており、その違いが明らかに分かるってのがあった。ちまたで事故に遭遇する場面があっても、周囲の人の多くは自分のスマホで写真を撮る様子を見受けることができる。自身が当事者となっても、こんな風に景色を、事件現場をとらえるのだろうな。
......あるいは絶望的な状況を自覚し、スマホのカメラを通して周囲を観る事で客観視し、少しでも現実を逃避したいとの思いもあるのかもしれない。そう考えるともの悲しさを覚える一枚でもある。
ん。よく見ると右側、カップルが並んで記念写真を撮ってるようなシーンもあるな。ああ、やはり現実逃避というよりは、単に楽天主義なのかもしれない。
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