↑ まんがタイムきらら2015年9月号
表紙は「スロウスタート」。うーん、ビジュアル的には悪くないんだけど、元々細い線のタッチだったというのと、カラーリングが薄い色でまとめられているので、質感がのっぺりしているというか全体的に色の薄さだけが目立つ形に。日に当てられて色が剥げ落ちたポスターみたいな。印刷所側の問題なのか、意図的なものなのかは分からないけれど、正直マズいレベル。読プレの図書カードを観るとそうでもないので、やはり印刷所レベルの問題だろうな、これ。
■箱入りドロップス......筆者先生自身がちょい粗めとコメントしていたけれど、なんというかいつもと比べてザックリ感が強いような。そして顔だけの入浴シーン。顔だけ。委員長が超好かれている。
■あっちこっち......巻中カラーで流しそうめん。カラーページでにゃんこと流血。流されるのはそうめんだけではありません。食えないものまでながれてきます。
■棺担ぎのクロ。......「G.A.」でよくあるパターンと同じような展開の話。まぁ、筆者が同じだから、ね。ただ「クロ」の場合は全編がこんな感じなんでストーリー的に錯綜してしまう。
■〆切ごはん......料理は明太もちチーズ的な何か。クリエイティブな仕事に勢いは欠かせません。ただその勢いがあさっての方向に行くことも。しかしセリフだけ抽出すると、確かに「きらら」掲載継続はちょっとヤバい(笑)。
■チェリーブロッサム!......一つの関係が構築された際に生じた、あちこちのあやふやな関係の区切り、整理編のうち、ある意味一番ややこしい方面。「まさか同族......!?」って別漫画のセリフみたいだ。色々とごたごたしてるけど、ちゃんとすっきり押さえてくれるところは流石。
■ふたりでひとりぐらし、......巻中カラーで身体のラインがぱっつんぱっつん(謎)。今回は洗濯の話。一人暮らし、に限らず結構重要なネタ。ああ、そうか、この切り口でいくのか。
■サンタクロース・オフ!......最終回。カラーで終えてほしかった感。終わり方がものすごくきれい。単行本でもう一度じっくりと読み直したい、久々の作品。
「ラクエンオトメ」も今回最終回。こちらは最後の数回で急ぎ足で終わらせた感。設定を活かしきれなかったんだろうな。そして「千眼探偵レイコの犯人録」も次回最終回。前作といい、絵は良いレベルなんだけど、ストーリーラインに難があるのか。
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