30年前と比べて平均気温は上がっていないように見えるので今の「暑い」は単に我慢が足りないだけ...って本当なのか?!

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数日前からツイッター上などで物議をかもしている、この平均気温動向。暑くなったように思えるのは気のせいで、昔から暑かったじゃん、的なもの。そりゃ昔から夏は暑いってのは当然ではあるのだけど、それだけで片付かないような体感温度の差は認識できるのだけど。上記のまとめとは別の場所で、某火山「学者」大先生が「温度など上昇していない」とのたもうたのもあり、色々とやる気が起きてきた。

というかそもそも論として【温暖化、進んでる? 東京や大阪などの気温動向をグラフ化してみる】などで解析した通り、中期的には平均気温は上がっているし、その要因は恐らく都市化に伴うヒートアイランド現象に代表される、人間の社会行動の結果ではないかな、という感じ。要は、昔と比べて都市化が進んだ場所が増えている、ヒートアイランド現象の影響を受けている場に居る人の数が増えている。そして「昔と気温があまり変わっていないように見えるので、騒ぐことは無い、夏が暑いというのは甘えだ」的な話では無く、無理をせずに体調管理を万全に、適切な温度管理を、という感じ。

実際、上の3つ目のような、真夏日・猛暑日が多発しているような状況で「甘えだ」云々いわれてもね。

て、本来なら【温暖化、進んでる? 東京や大阪などの気温動向をグラフ化してみる】の更新タイミングに合わせて、記事をアップグレードする形でやろうとしていたこと。平均気温じゃなく、真夏日(一日の最高気温が30度以上)と猛暑日(35度以上)の日数をカウントして、その動向で確認しようじゃないかとの話。場所には有名どころの東京・大阪と、熱中症搬送者数で結構目立つ兵庫。この3地点に関して精査したら......


確実に上昇している。つまり真夏日、猛暑日は増えている。とりわけ大阪の上昇ぶりが著しく、ちょいと不安になってくるほど。

大学の授業料のところでも触れているけれど、この類の「昔の感覚が今でもそのまま」的な話は、数字でしっかりと出して実証をしないといけないと思うのだな。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月 6日 06:58に書いた記事です。

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