Reading:少年犯罪 再犯が約40% 平成元年以降で最高 NHKニュース http://t.co/64bkGDMJIC
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 30
一応文中では少年犯罪(刑法犯罪)は減少を続け、最新の統計では初めて2万人を割ったとの言及もあるけれど、グラフや記事タイトルでは再犯率の高さを挙げ、さらに凶悪犯罪の再犯率が高いことも説明し、いかにも少年犯罪が凶悪化しているような印象を受けさせるものとなっている。
けれども。
②...とありますが、この類の報道でありがちなパターンに違わず、実際には再犯者数も減ってます。一次ソースは警察庁の8/27付発表資料 平成27年上半期の少年非行情勢について https://t.co/dJAcJBRoCG
https://t.co/ojIBDJZxSo
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③要は刑法犯全体の減少度合いに対し再犯者の減少度合いが低いので、相対的に再犯率が増えている次第。凶悪犯、窃盗犯、街角犯罪で再犯率前年比が増加していますが、数に影響しそうなのは凶悪犯以外。
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④凶悪犯は数が元々1ケタ少なく、しかも記事で6割云々とあるのは前からの話です。
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⑤ちなみに「街頭犯罪」とは街頭で発生する犯罪の総称。https://t.co/xPakBIO7F6 ひったくり、路上強盗、自動車盗、オートバイ盗、自転車盗、車上ねらい、部品ねらい、自販機ねらいなどなど。
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グラフタイトルが間違っていたので再掲載。お詫びに「1ケタ数が少ない」凶悪犯の動向。やはり絶対数は再犯者も含めて減少。比率は約6割を維持。
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一次資料を確認すると案の定、再犯者数もちゃんと減少している。少年の刑法犯全体の減少度合いと比べて再犯者の減少度合いが小さいので、相対的に刑法犯全体中の再犯者率が上昇しているだけの話。これ、さらに別途資料による精査が必要なんだけど、再犯者「率」が上がっているのって、要は少年犯罪の先鋭化、容易に再犯ができるタイプの実行数が増えているので、再犯者数の減少がゆるやかなんじゃないかな。要は再犯しにくいタイプの犯罪が減って、再犯されやすいタイプが残っている感じ。
加えて。凶悪犯そのものは以前から数が少なく、また再犯者率が6割ってのは昔からの話で、最近になってというわけじゃない。この辺りも含め、色々と誤解を受けそうな内容だったので、ツッコミ&精査も兼ねて。
※一部記事訂正。用語の概念について後日別途記事をしたためます。ツイート内部の「再犯率」の使い方の間違いについてはブログパーツ使用のため変更は出来ませんので、再犯者率としてお読みください。
※後日補足記事
【「再犯率」と「再犯者率」の再確認・覚え書き】
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