マック、7月既存店売上高12.6%減 2ケタ減続く(産経新聞) - Yahoo!ニュース http://t.co/aYWT26ilvK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 7
前年同月比の数字は通常の状況下における業績比較では役に立つのだけど、イレギュラーな事態が生じた時には色々と前後関係を精査する必要がある。今件もまさにその状況で、実は今回の7月分の業績と比較する2014年7月ってのは、例の鶏肉問題が発覚して売り上げがゴーンと落ちた月なんだな。
マクドナルド月次7月・既存店客数-9.3%、客単価-3.6%、売上高-12.6%(全店-12.7%)。
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— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 7
2年前同月比は既存店客数-18.0%、客単価-11.9%、売上高-27.8%(全店-28.4%)。
「食の安全・安心にかかる一連の問題による影響が残るなど、本格的な回復にはまだ至っておりませんが、ビジネスの回復に向けたリカバリープランを実行しており、客数は改善の傾向にあります」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 7
「本格的な回復には至っていない」「客数は改善の傾向にあります」との表現をリリースでは使っているけれど、比較対象となる昨年7月は例の鶏肉問題が露呈して大きく売上を落とした月なので反動があるはず。でもマイナスだった。ちなみに6月における客数の2年前同月比は-20.0%なので、2.0%ポイントほど状況の改善はなされている、けどこれはもう誤差の範囲。回復というより、下げ基調のスピードがダウンした、と表現する方が適切かもしれない。
野菜中心のメニューが地道にツボをついているとの話もある。けれど中途半端な施策は、結局他業界、同業他社の追随となり、マクドナルドを選ぶ意味の無いものとなる。市場環境が変わった現在において、どのようなかじ取りがベストかを見極めるのは難しいけれど、 上手い施策を見出してほしいものだ。
......マクドナルドの長所を最大限に活かせる施策ってなんだろうな。
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