建設現場で活躍するサイバーダインの装着型ロボスーツ「HAL作業支援用」-消えた「引退」の二文字 http://t.co/Km8tgiEfZw pic.twitter.com/4itWOQHnDc
— 日刊工業新聞BusinessLine (@Nikkan_BizLine) 2015, 8月 10
HALを1週間装着した作業員は「体を起こす時に後ろから抱きかかえてくれる感覚で、腰の痛みがなく疲れが少ない」と言い、高齢の作業員は「引退も考えたがこれがあればもう一度、働ける」。
本家でも何度か紹介したサイバーダインのロボットスーツ。SF映画に出てくるような宇宙服的な装甲ロボットの類では無く、人間の行動のサポートを補助し、負担を軽くするのが主な役割。もっと機構を簡略化し、ゴムなどの弾力を活用したスタイルのも他社から出ていたような記憶がある。
要はロボットではなく、あくまでも強化服、というか強化装備、ですらなく、負担軽減装備。10キロの重りを運べる人が20キロ運べるようにするのではなく、10キロの重りを運んでいても5キロの重りのように感じられる・身体の負担で済むというもの。
「人間の力を増強するのではないの?」ということであまり意味が無いようにも見えるけれど、実のところそれはまた別の方向性の話。むしろ今件のように負担を減らすってことができれば、人間の負担が減るので特定の作業に携わるためのハードルが低くなるし、実作業者のリスクも十分に減らせる(震災の後の各種作業では、この負担が問題視された)。元記事で指摘されているけれど、高い技能を有している人を労働力として有効活用する事もできる。
これって実は土木作業はもちろんだけど、農業でも活躍しそう。かがみ、しゃがみの作業が多いと、やはり疲れが大きいんだよね。他には引越し作業員とか運送業も、かな。あとはやはりコストがネックかな......。それこそ自転車レベルでの価格で一般販売されれば、色々と可能性は見えてくると思うのだけど(【サイバーダインの公式ページの限りでは】一般販売、個人向けのレンタルやリースはしていないようだ)。
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