救急外来に「眠れない!」と言ってやってきたら
「そりゃあ、こんな明るいところにわざわざ来てたら寝られるものも寝られないよ」
と最初に言っちゃいますねえ...
なお、救急外来での睡眠導入薬の処方はしないです。
— KGN (@KGN_works) 2015, 8月 5
ぬるめのお風呂を使い、寝酒はせず、テレビは消して、スマホは遠ざけ、部屋は十分暗く涼しくし、タオルケットや毛布で温度調整しながら布団にもぐりこむ。
基本かな。
— KGN (@KGN_works) 2015, 8月 5
昨今の電気代高騰は頭の痛い限りですが、まだ夜中も蒸し暑いので空調は必要ですね...
— KGN (@KGN_works) 2015, 8月 5
当方は退院後、睡眠時間を極度に削ると身体にモロ影響が出ることの相関関係、多分に因果関係が自覚できるようになったので、極力必要な分の睡眠時間は確保するようになった(でもまだ足りないよな......)。具体的には睡眠時間が不足すると、目がかすむ。目薬をつけてもダメ。眼球疲労がモロ出てくる。これは辛い。結局、睡眠時間を削った時間の数倍もの時間が超低効率化してしまうので、意味が無いし体と心理的影響も非常にマイナス。
で、歳を召された方に、この睡眠時間について、なかなか寝付けないとかいう人もいるとのこと。まぁ、いわゆる『不眠』というやつかな。疲れすぎるとかえって目が覚めることもあるんだけど、それが継続状態になる、的な。
スマートフォンと未成年者の関係の記事でも触れたけど、就寝前に脳を興奮させるような行動も、寝つきを悪くする。読書とかスマホいじりは厳禁なわけだ。寝床に明かりをつけておくか否かは人それぞれだけど(心理的に明かりが無いと眠れない人もいる)、真っ暗な方が眠りやすい気はする。
電気代はねえ......辛い所ではあるけれど、熱中症を発症したり、睡眠不足で何かトラブルを起こした場合、その何倍ものダメージが生じる、下手すりゃ死んでしまうことを考えれば、掛け捨ての保険みたいなものと思うしかない。
意外に多いのが
・寝酒
・寝る直前までTV
・寝過ぎ
の3つ(高齢者なのでTV。若い人だとスマホになる)
あと、今のシーズンだと「不適切な室温」もありますね。
— KGN (@KGN_works) 2015, 8月 5
子供時代から老年までの睡眠のメタアナリシスなんてのもかなり昔に出てるんだけど(Sleep 2004;27(7):1255-1273)、ぶっちゃけ「年とると睡眠時間はどうしても短くなるよ」「ぐっすり寝た感じは減るよ」「途中覚醒は増えるよ」なんだよねえ...
— KGN (@KGN_works) 2015, 8月 5
興味深いのはこの、高齢者における「短睡眠時間化」「熟眠の軽減」「途中覚醒の増加」。トイレが近くなるとか、集中度が欠けるようになるってのも影響しているんだろうな。要は老化。一日の行動性向に関するデータを見ても、やはり高齢者は睡眠時間は短いし、早寝早起き感は強い。これはこれで仕方がない。
今件ではあまり触れられていないけれど、就寝前のスマホやテレビのっては、やはり十分な睡眠確保にはマイナスなんだろうな。ただでさえスマホの利用で睡眠時間を削っているのに、加えて寝る直前まで操作しているから熟眠ができず、二重に睡眠不足となる。今の中高生から大学生って、かなり睡眠の上ではヤバい気がするのだけどな。
せめて寝る30分から1時間位前までには、スマホやパソコン、テレビからは離れておくだけで、随分と状況は改善されると思うのだけど。
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