相対取引で注意しなければならないこと...コミケが近づくにあたり注意喚起色々

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似たような話は以前も言及した記憶はあるのだけど、今件は巧みだなあと、ある意味感心させられた話なので、覚え書きも兼ねて。手渡しを拒否する時点で警戒するべきなんだろうなあ、という感はあるけれど、同時に悪知恵の働く人はどこにでもいるものだという事案でもある。

要は商品の受け取りの際に、購入していない商品の上に受取予定商品を置き、それを持ち帰る際に購入していない商品までごっそり持ち帰ろうとするもの。一般の小売店業務では起きにくいケースで、まさに同人誌即売会ならではの手口。対応策としては手渡し原則、それを嫌がるのなら他商品の上には置かない。

故意では無いかもしれない、との説明はあるし、あるいはその通りなのかもしれないけど他の事例がある以上、手口を汎用化した上で......という可能性もある。

でも同人誌って一冊500円から1000円位が相場だし、それを1冊2冊盗取しても......まぁ、複数か所で同じ事をやらかせば、でも換金の面倒くささを、と考えていたら。


換金を盗取したサイドにさせるのね。これも一般の小売業では不可能な話。レシートの発行とか、やり取りの記録が残っているから。でも即売会ではそこまで無いのでチェックができない。の辺りまで計算しているのだろう。


500ウォン硬貨の話とか、旧貨幣や紙幣の話とか、時そば的な詐欺の話とかもあわせ、即売会では通常の小売業上のやり取りとは多少異なる手法で、しかもあまり慣れていない人が行うことから、そこをつけ狙う人がいるのも不思議では無い。詐欺罪は刑法に定められた罪である以上、刑事訴訟法第213条に基づき現行犯による私人逮捕が可能というリスクをどこまで頭に入れているかは知らないけどね。

書かれれている注意事項は、コミケなどの即売会に限らず、知っておいて損は無い、どこかで役立つ可能性のある話に違いなく。一度は目を通しておいた方が良いかもしれない。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月11日 07:41に書いた記事です。

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