かつての学生運動を「大人の立場」から見てた人(今は鬼籍直前の老人)に当時どう思ってた?ちう話を聞くと面白いからオススメ。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
戦争体験がある人達は、「学生運動そのものが内戦のようで怖かった」という意見が割と多くて、学生運動を国民全員が支持していた、ちう感じではなかったことが窺い知れる。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
震災以降よく報道されるようになった「デモ」の類。特に安保法案以降、Sなんとかいうグループによるデモについては、どうも積極的にある界隈からの後押し的な動きが見受けられる。特定の世代の一部属性的な人達からも。その人たちの話を見聞きすると、ボランティア活動やボーイスカウト的な活動のような認識「を第三者にしてほしい」との雰囲気がシュールストレミングな香りとして伝わってくる。
で、類似比較されることも多い、かつての学生運動がどのような見方をされていたのかについてのお話。一部報道などでは国内全体が盛り上がり賛同していたような感もあるけれど、まぁ実のところは賛美してる界隈が目立っていただけというのが正解らしい。
所謂理想主義が行きすぎた果てにある「過激派」や、その予備軍であった「学生達」は、どっちかというと「ようやく戦争の思い出が収まったのに、それを思い出させようとする輩」という感じで、善くは思われていなかった。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
学生運動に飛びこんでいく子供たちに対しては、「赤紙が来たわけでもないのに、戦争に行こうとする」みたいな受け止められ方をしていたっぽい。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
学生運動がどのように紹介されたかというと、暴動寸前であったり顔を隠して火焔瓶投げ合ったりであったので、こないだのウクライナの内戦の初期のような様子が、新聞やテレビで連日報道されてたわけね。結果として、「もう戦争は終わったのに、なぜ戦争みたいな真似をするのか」という感想に向かった
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
でも学生運動に参加してる側は、「大人の世代が腰抜けだったから、我々が声を挙げるのだ」みたいな気分が蔓延してたから、自分達の行いに引け目を感じない。
まあ、そのうち就職のために髪を切るんですけどもw
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
全共闘とその時代/羽田闘争~新宿騒乱~東大闘争 https://t.co/K5N02M1BvE @YouTubeさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
Japanese student movement in 70s 70年代の日本の学生運動 https://t.co/SeDSCU9LhK @YouTubeさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
結局、この学生運動の時に参加した「学生運動世代」が今の団塊世代などの壮齢層から初老世代であったりする。そして今は退職してある程度自由になり、時間を持て余し、青春時代を懐かしむ......という構造。そりゃもちろん全員が全員ではないけれど、確率論としては他の世代よりは多い。
するとどうなるか。
今、「SEALDs」などを応援しているのであろう壮年~初老の方々などは、自分達が挫折したり引け目を感じて髪を切ったりしたことをたぶん都合良く忘れていて、「自分達は輝かしく戦った」と記憶修正されている可能性があるんじゃないかと思える。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
だから、「若者が立ち上がった!」みたいな図式を喜んじゃう。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
東大だったかな。講堂に立てこもった学生が、欠乏するトイレットペーパーの代わりに、凄く貴重な資料、本などで尻を拭いていたという話を聞いたことがあります。教えてくれた方は当時「行きたくても行けない」という学生だったそうで、憤っておられました。 QT @kise_hiuti:
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
僕は本業の仕事柄、お年寄りから話を聞く機会ってのもたまにあるんだけど、昔話の流れで出てくるそういう話なんかでは、眉を顰める人のほうが多い印象でした QT @emesh: @azukiglg てっきり黙認という形で全国民が支持していたのだと思った。
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
高く売れそうなものの多くが研究室から持ち出されましたから
@azukiglg @Another_View
— 原田 実 (@gishigaku) 2015, 8月 11
厭戦ムードが事実なら学生運動は忌避られてたはずだし、学生運動賞賛が事実なら厭戦ムードのほうが嘘だったってことになるしねえ。どっちが事実やらは統計ないからわからん QT @emesh: @azukiglg まあ、全ての国民は戦争はこりごりだという厭戦ムードが漂ったと言うコット自体眉
— 入門者のための実話怪談【怪決】加藤アズキ (@azukiglg) 2015, 8月 11
......ということで当時の世論に関するデータを調べてみたところ。【ネットで確認できる戦後からの内閣府の世論調査が面白い】で紹介した戦後の世論調査のデータに、それを裏付ける話が確認できた。まぁ、属性別の詳細データはe-statにも収録されておらず、どうやら国会図書館に収録されている文献を精査する必要があるので、当方としてはパスなわけだけれど。
警察の警備活動に関する世論調査(昭和44年2月6日?昭和44年2月12日) http://t.co/kx1rrHAfjK
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
1969年調査「1月18,19日東大の安田講堂などにたてこもった学生を機動隊が実力で排除しましたがこのことについてはどう思いますか」
(15.1%)むしろ遅すぎた
(26.5%)当然だ
(35.4%)やむをえない
(5.8%)やるべきではなかった
(17.2%)ない,わからない」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
.@azukiglg @emesh 良い資料がありました 学生運動に関する世論調査(昭和43年11月29日?昭和43年12月5日) http://t.co/fNTHjrkATl pic.twitter.com/h0VUkBQkTS
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
1968年調査「あなたは,最近の学生運動についてどう思っていますか,この中ではどうでしょうか1つだけおっしゃって下さい。
(0.9%)支持する
(6.2%)共感をもっている
(51.7%)困ったことだ
(26.1%)きびしく取締るべきだ
(15.1%)この中にはない,わからない」
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 8月 11
@Fuwarin これは以外でした。あの時代の学生運動は物凄く盛り上がっていたような印象があり、大多数の学生が共感していたようなイメージを持っていました。そういうのに関わらないようにひたすらバイトしてた苦学生の父が変わり者だったのかと思ってました。
— ゴマちゃん@二足歩行のアザラシ (@YMT1939) 2015, 8月 11
少なくとも世論全般としては、このような意見だった次第。まぁ記憶の美化やすり替えは誰にでも起きうるし、ましてや事実の認識が自分の過去を否定するようなものであれば、自我崩壊の類を防ぐために、都合の良い記憶に入れ替えるってのは理解できなくもない。でもそれを第三者を巻き込むために使っちゃいけないよね。
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