即売会などで見られる「サンプル盗取詐欺」の話

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本日から始まるコミケに絡み、コミケだけではないけれど即売会などではよく見られる、業界関係者のふりをしてサンプル...という名前の商品をロハで受け取ろうとする動き。まぁこの類の詐称行為は昔からよくある話で、うらぶれた観光地にテレビスタッフのふりをしておごりや無料宿泊を強要し、さらにはお礼金までせしめとろうというパターンも。

これ、以前ちょいと触れた「本当の宣伝効果のある媒体なら『無料で宣伝できるから絵を書いてよ』的なことはせず、ちゃんと原稿料は払う」ってのと同じで、本当にエントリーなり審査を行う企業なら経費で調達するのでタダで該当商品を取得しようとすることは有り得ない。担当者個人ベースで経費が足りないので......という可能性はゼロじゃないけど、そのような予算配分をする企業や、やりくりができない担当は、その時点で金銭面での仕切り分けができていないので、やっぱりアウト判定をしても問題は無い。

昔ならば不特定多数の人に公知できるチャンスはさほど無かったので、権威ある企業名を出されると、つい期待してしまうところもあったんだろうけどね。今は「だったらネットでやりますので」とか、その場で検索して「そのような企業はありませんけれども?」という対応策も出来る。まぁドタバタしていると、つい乗ってしまう場合もあるかもしれないし、参加している人がすべて経験者ってわけでもないので、注意するにこしたことはない。

ああ、今件では音楽系サークルとあるけど、普通のサークルにおいて出版社の関係者を語る事案でも状況は同じなので。

それにこの類の詐称行為をする人・グループってのは得てして繰り返す傾向があるからね。その場で会場の管理側に通達するのがいいんだろうな。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月14日 07:30に書いた記事です。

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