週刊少年サンデーがダイナミックなリストラクチャリングをするという話

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ネタそのものは火曜日の時点で早売りを調達した人によるスキャナ取り込み画像っぽいをトリガーとして、悪質系まとめサイトやら何やらで広まったようだけど、厳密には水曜日発売の週刊少年サンデーの巻末ぐらいのところに1ページを割いて掲載されていた、サンデーの大躍進政策......はまずいか、大規模な再構築宣言の話。

確かにサンデーは低迷感否めない状態なので、ショック療法的なレベルの改革が必要には違いないのだけれど。


今回発表された宣言文の内容や、ナタリーでのインタビュー、さらにはちまたで出回っている色々な噂話、そしてここ数年間のサンデー周りの実情を見るに、色々な憶測・推測・観測ができる。その話だけでちょっとしたラノベすら書けそうなほど。もっとも関係者自身で無い限り、確認できるのは実際に起きている事象でしかない。

今後サンデーで展開される作品・作者の足し引き、さらには編集者の追加・変更、雑誌全体の色合いの変化の度合いが、どの程度の権限を持って今回の施策が成されるのか、どの位の変革を求めていたのかを判断するキーとなる。そしてダイナミックなリストラクチャリングが実行されたとして、その上で販売部数に大きな変化があれば、一連の流れは成功ということになる。

ただ、この類の変革って、目に見える変更ってのはすぐに確認できるけど、その成果を観るまでには少々時間がかかるんだよね。公共的な経済政策などと同じで。施策そのものの方向性が正しいのか否かの評価と共に、変革による短期的な状況変化に周囲が追いつけるか否か。色々と気になる所ではある。

かつての某プロ野球球団のように、有力な人材を集めて詰めれば、それで良い雑誌が出来る......というわけではないからねえ。個人的には大いに期待したい所なのだけど。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月20日 07:52に書いた記事です。

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