ジャガイモに国内初の害虫 http://t.co/yqXlbUmTev
農家の人が観光客を嫌がる一つの理由が、人の畑に入る事。例えば、この目に見えないような害虫がいるジャガイモの畑に入って写真を撮る。靴についた泥に害虫がついたまま違う牧草ロールが置いてある畑に入る。つづく。
— 隊長 (@niconouka) 2015, 8月 20
つづき。それだけで感染します。この害虫が確認された畑では今後ジャガイモは作れません。それだけ大きな出来事です。観光客の皆さんも景色が綺麗だからといって勝手に畑に入らないでください。その景色も奪われてしまいます。農家にとっては死活問題です。農家さんからのお願いでした。
— 隊長 (@niconouka) 2015, 8月 20
国内での確認は初めて。害虫が付着したジャガイモを食べても人体に影響はないが、根に寄生し養分を吸い取るため、広がれば、収穫量が大きく減る恐れがある。農水省は同日、北海道庁に土壌の移動防止などの対策を徹底するよう要請。発生範囲を特定する調査を開始した。北海道産の種イモは、植物検疫で害虫が付着していないことを確認している。8月上旬に農家から報告を受け、農水省が植物防疫官を派遣し調べていた。発生経緯などは不明。
ジャガイモ周りの騒動と言えば昨年のアメリカでの労使交渉の長期化で輸入が一時的に混乱状態となり、フライドポテト不足が問題視されたのを思い起こすけれど、今件はそれとは別次元の話。現時点では発生・侵入経路は不明なれど、非常にやっかいな病害虫が確認されたとのこと。
それを受けて農家の方のお話。観光客に限らず、イレギュラー的な礼儀作法を知らない人は確率論的に一定率でいるので、数が増えれば当然「おいた」をする人の絶対数が増える可能性はある。それが例え一人でも、広範囲に渡って悪影響を及ぼす可能性が生じてしまうのが、この類の病気や害虫の話。
当人自身が知らなくても、周囲が知っていれば押しとどめることができる。一人でも多くの人に侵入をしたらいけないってことを知ってもらう必要はあるよね。......いやもちろん、そもそも論として、病気や害虫の問題があろうとなかろうと、他人の土地に勝手に足を踏み込んだらいけないのだけど。
ジャガイモシロシストセンチュウの確認について(農水省) http://t.co/7MbLgwNL1L
— 山猫 だぶ(育児中) (@fluor_doublet) 2015, 8月 20
今まで北海道で確認されてたのは、ジャガイモシストセンチュウ (Globodera rostochiensis) で、これにさらにジャガイモシロシストセンチュウ(Globodera pallida) が増えて厄介だ、ということか。
— 山猫 だぶ(育児中) (@fluor_doublet) 2015, 8月 20
なるほど。取材が来ると土が動いて蔓延するから、発生場所は明かさず、封じ込めをするつもりなのかな。
— 山猫 だぶ(育児中) (@fluor_doublet) 2015, 8月 20
対策なども含めてよくわかります / "ジャガイモシストセンチュウから馬鈴しょを守る技術 | 農研機構" http://t.co/1WtfS1jGiN
— 小比良 和威(マップス普及委員会) (@ohira_y) 2015, 8月 20
農水省の資料などを見ても具体的な場所が明記されていない。まぁどのような場合にでもそれ位の配慮は成されて欲しいのだけど、どうも今回は無用な手間を増やしたくないとの思惑もあるようだ。宮崎の口蹄疫問題では、「当時」の政府の担当大臣の手腕も一つの原因ではあるけれど、報道勢が被害を拡大させた可能性の高さが指摘されているからねえ。自由には責任が伴うってことを知らずに自由だけ振り回すと、他の多くの人がより不幸になるっていう、一例でもある。
感染経路が特定できないと再発の可能性も出てくるのでそちらも重要だけど、まずは封じ込めに全力を尽くしてほしい所存ではある。
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