キンドルをはじめとした電子書籍を公開する時に欲しい情報ってまさにこれだよね

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電子書籍やウェブ漫画の数量も増えてきて、それなりに浸透するに連れて、色々とこれまでには無かった情報不足の問題が生じている。その代表的な話が今回指摘されているような事案。紙媒体版を電子書籍化する際のフォーマットって、電子書籍リーダーで読めるという点では共通化しているんだけど、どの部分まで電子化するかとか、その精度ってのは、特に決められたルールってのはないんだよね。

だから出版社毎に方針が違っていたり、下手をすると出版社は同じでも編集部レベル、さらには各単行本レベルで違ってきたりする。小説や雑誌ならともかく、コミックスやラノベなどでは、カバー下のお遊びとか、表紙の折り返しのちょっとしたアクセントとか、その他本文そのものではないけれど、紙媒体版ではアクセント部分となる領域まで電子化されているかどうかってのは、重要な情報となる。下手をすると巻末のオマケや描き下ろし漫画すら収録されていないこともあるとの話。なにそれ怖い。

ただこの辺りって、普通の人には場所の名前が分からない場合もあるので、一度どこかで「単行本のこの部分はこんな名前です」的な図による紹介・解説が必要なんだろうな、と思ったりする。業界用語って、案外普通の人は知らないことが多い。それに、紙媒体版を手元に持っていないと「この部分が無いな」といった比較検証ができないこともあるので、チェックは難しい部分もあるのだろう。

また、内容そのものは盛り込まれていても、取り込みの際の精度ってのも大きな問題となる。細かければ細かいほど良いには違いないけれど、その分容量が大きくなるし、制作側も手間がかかるので、出来れば適当な精度にしたい......ってのもあるかもしれない。

この辺りって結構曖昧になっているのが現状。さらに冊子数が増えてカオス化する前に、どこかでテンプレ化を図った方がいい気がするのだけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月24日 06:41に書いた記事です。

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