明太子の呼び方を変えただけで海外から注文が殺到した話

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人間は想像力を糧にする生き物だから、時として莫迦正直に説明をするよりも、相手の状況や環境を推し量って理解しやすい表現にした方が(もちろん嘘偽りは別よ)、相手も自分もハッピーになれるという話。まあ、「たら」という表現よりは「キャビア」の方が海外では通りが良いし、その辛味があるようなものと見ればスパイシーがついても別に悪いものでは無い。日本の食品でもこんな感じの造語は山ほどある。

ある料理を出した時のことです。気持ち悪いと酷評されたんですが、それは、『Cod roe(タラの卵)』。......博多名物の明太子です。メニュー名を『HAKATA Spicy caviar(博多スパイシーキャビア)』に変えました(笑)。その途端に、飛ぶように売れるようになったのです!

本文でも語られている「私たちは物を食べているんじゃなくて、言葉を食べているんじゃないか」というのは結構興味深い話で、五感を色々と活用して食を楽しんでいるって点では間違いなく、さらにイメージもその「食を楽しむ」要素に違いない。

今件は食品名での話だけど、モノを説明する際に例え話を使う時、どのような切り口にすればいいのかとの点で、色々と参考になる話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年8月30日 07:50に書いた記事です。

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