【「やばい」は褒め言葉で定着?】肯定的な意味で「やばい」と表現する人の割合が4分の1を超えたことが文化庁の調査で分かった。「婚活」や「イクメン」も浸透。 http://t.co/FDPcHehRXM
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2015, 9月 17
【国語に関する世論調査】で紹介している、文化庁の「国語に関する世論調査」。今年分が昨日発表。連休中はどたばたとしているので、早くても後半以降に精査して記事に展開する予定だけれど、とりあえず速報的な形としてる。
「やばい」とか「婚活」とか「イクメン」などの言葉の意味に関しては、イレギュラー設問っぽい感じがする。そして「やばい」は元々健全でないもの、仕事を意味しており、形容動詞の「やば」(
今年度の「国語に関する世論調査」が発表されました。「A・Bどちらの意味で使いますか」などを尋ねるおなじみの調査です。安保法案が重大局面を迎えた今、ニュースバリューは大きくないと見え、NHK「ニュース7」では例年と違ってスルー。文化庁には気の毒ですが、やむをえないと思います。 「国語に関する世論調査」の意義について、私は毎年のように批判しています。ただ、今年度は「手書きで漢字をどのように書くか」を答えさせる設問もあり、これは興味深く読みました。一方、「婚活」「女子力」「デパ地下」を知っているかどうか問う設問は、調査目的も、調査語の選択基準も不明でした。 「国語に関する世論調査」のすべての項目が無意味とは言えません。ただ、この調査、毎年新たに「この言い方はマル、これはバツ」というきわめて皮相的な情報を世間に広めるだけで終わってしまう面があり、弊害も大きいのです。新旧の言い方の一方が誤用というわけではないと念を押すべきです。
で、こんな意見もある。まぁ、文化庁のリリースを読み解けば、これは絶対にマル、それ以外は絶対にバツってわけでもない。一方で、使う人が増えてきたから間違いだけど正しいことにしようという話を、「文化庁が」してしまうのはどうかな、と考えると、色々と複雑な感はある。そしてむしろ、「●×な意見って文化庁ではなく、それを精査して公知する報道側に問題があるんじゃない?」という疑問も沸いて来たり。
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