がんの5年相対生存率64.3%=患者16万人を集計―国立がんセンター(時事通信) - Yahoo!ニュース http://t.co/ZNuUs9wx9g
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 14
がん診療連携拠点病院の院内がん登録による5年相対生存率初集計-全がんおよび5大がんの都道府県値を公開-http://t.co/BE7ptHxpNg pic.twitter.com/t5uB9mqhIm
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 14
全国のがん診療連携拠点病院のうち、患者の90%以上の生死を確認できたなどの条件を満たす177施設(46都道府県)の患者情報を集計した。対象患者数は全患者の約3割を占めている。
今件はいわゆる統計学的なアプローチによる医学の探求的なお話。2007年にがん治療を開始したとあるから、現在の医学を用いる事による状況はさらに改善されているはずで、その点では今回の値は「今ならさらに良い状態に」との期待ができる。他方、今件状況は「5年後の患者の状況が9割以上の割合で確認できた医療機関しか含まれておらず」、データのぶれへの懸念もある(特に地域別)。とはいえ、全国的なレベルでは相当の精密さはある。
相対的というのは、どのような人でも5年後には亡くなっている可能性があるわけで、仮に治療した人以外がすべて生きていた場合に、治療した人は何%の割合で生きているのかとの値。
詳しいデータの精査は時間を見つけてやってみたいところではあるけれど、ざっと見をしただけでも年齢別の部位や地域別での発症状況など、興味深い値が山ほどある。人口動態調査のように、毎年実施......は難しいんだろうな、さすがに。
しかしざっくばらんに、がん治療を受けて5年後の時点で、なお生存している可能性はほぼ2/3か......色々と考えさせられる値には違いない。
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