ハフポスト読者の皆様へ http://t.co/8nVl4xnNdN @HuffPostJapanさんから
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 1
この組織は、読者の皆様に安心して記事をお読みいただくため、以下の取り組みを継続的に行います。
1) 過去掲載された、ステマと疑われるなど、当社が判断した記事に関しては規約に基づき、金銭授受等の有無に関わらず随時削除します。
2) 今後、ご寄稿いただいた記事で疑わしい事例が発生した場合は、不掲載とするとともに投稿者に警告し、それでも同様の寄稿が続いた場合、ブログアカウント停止の措置を取ります。
先日ヤフージャパンでステマ記事に対する決別宣言的なものが成されたことがトリガーとなり、本格的にステルスマーケティング的な記事とか、ネイティブ広告的なものに対する排除の動きが出始めるようになった。それだけ読者の不信感が高まっているってのがあるんだろうな。Apple Storeでも(ステマではないけれど)似たような動きが起きているし、流行を意図的に作るにしても、そのガイドラインが不明確、もやもやとしていた部分だからといっていいように蹂躙したので騒ぎが大きくなり、しっかりとした線引きをせざるを得なくなった感じ。要は何度か触れている「グレーゾーンであるのを悪用してやりたい放題やられてるから動かざるを得なくなった」感じ。
留意したいのは説明文中で「読者の皆様に安心して記事をお読みいただくため」とあること。つまり、ステマな記事は「読者が安心しない」との認識に立っているわけだ。元々ステマやネイティブ広告の類は、ホンモノの記事と広告との曖昧さによって、「広告だから敬遠する」っていう行動性向を持つ読者の足を留める、離さない効用が期待されているのだけど、その行為は安心できないとの認識を示したわけだ。まぁ、普通の記事でも「これ、もしかしてネイティブ広告とかステマ記事?」と疑いを持つ状況は、安心して読めるようなものじゃないよね。
この類の記事ってのは、数年前にアメリカのメディアで流行り始めた、記者投稿制度のコーナー(CGM(Consumer Generated Media)と記者執筆の良い所取り)の展開当初から増加することが予想されたし指摘されてはいるのだけど、本来は立ち上げと同時にその名言と逐次措置が必要だったことは言うまでもない。遅いといえば遅いんだけど、ちゃんと動き始めたこと、宣言したことは評価したい。
まぁ、ハフィントンポストの日本語版に関しては、ステマやらネイティブ広告以外に、悪質系まとめサイトと何ら変わりのない記事構成や内容、報道には値しないような偏った内容の記事(協力の朝日系列的な香りが強い)が多々見られるのも問題なのだけれどね。
加えて。今回、検証第一回目として削除された記事一覧があるけれど、これらの記事の削除理由の詳細が書かれていないのは残念。これらの記事を読んだ読者に対して、提供しなければならない情報が不足してるよね。
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