「科学者は毎日が夏休みみたい」それは確かなのだけど...

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自由業とか自営業とか研究肌の人達、職種の人を指して、こんな形で羨ましがられたり幾分の皮肉交じりで語られることがある。しかし実際にその方面で働いてみると分かるのだけど、財産なり地位なりを相応に取得して、それこそ言葉通り「遊んで暮らして趣味的な就業」とか「道楽としての研究」でない限り、毎日が締切日みたいなプレッシャーにさいなまれることになる。それはまるで「エンドレスエイト」で早期に繰り返しに気が付いてしまったような。夏休みには違いないけれど、毎日が8月31日ってのは、まさに言い得て妙。


一方で、こんな表現も出来る。厳密には「決して月曜日が来ない」では無く、月曜が来るかどうか分からない日曜日とした方がいいのかな。最初の話の場合も、何回床につけば起きた時に二学期が始まっているのか、誰も保証できない、みたいな。


夏休みの楽しい日々を疑似体験する「ぼくのなつやすみ」で、バグにより8月32日、つまり夏休みが終わっている日であるにも関わらず、引き続き夏休みの状態となっている、しかし想定できない状況なので、世界が壊れてしまうという、ある意味奇跡な不具合が生じたのがこのシーン。「永遠に2学期が来ない、繰り返される8月31日」って表現を聞くと、ついこれをイメージしてしまうのだな。8月31日までしか存在しない世界だったら......みたいな。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月 4日 07:08に書いた記事です。

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