人口動態調査から。戦前からの自殺死亡者数と自殺死亡者率推移。あまり取り上げない素材ですが。 pic.twitter.com/lHXwGUOf5n
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 5
本家サイトではありがちな「グラフ化してみる」的な話。9月の頭に2014年分の確定報が提示された人口動態調査の結果をもとに、色々と頭の中をこねくり回したり、データの精度を上げるために試行錯誤を繰り返しているわけなんだけど、その中で見つけたのが、この自殺による死亡者数と、対人口比率。前者は絶対数、後者は人口比率で、それぞれ人数そのものの重大性を認識したい時、後者はその状態に至る人の割合はどのように変化をしているのかを見たい時。人口そのものが戦前と比べて戦後は増加しているから、単に該当数の増減だけでは推し量れない部分もあるから。
で、算出して意外に思ったのは、絶対数そのものは戦前と比べて増加しているんだけど、人口比率で見たらあまり変化は無いんだよね。一定の枠内に留まっている。むしろ景気動向と小さからぬ関わり合いがある感じがする。この辺はすでに複数の論文などが出ているはず。
また、この数年に限れば、絶対数も比率も減少傾向にある。これは素直に喜んで良いだろう。対人口比で15.0人ぐらいまでに落ちれば大いに騒ぐべきレベルではあると思うんだけどね。そこまでいくかどうか......。
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