防犯カメラの顔認識機能が向上してきたら媚を売るシステムもできるかもしれないね

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カメラがとらえた映像をデータ化した上で、人の顔か否かを判断する技術は随分と前から研究が進んでいるし、デジカメの人物特定・ピント合わせ機能もその一環ではあるし、例のタスポ周りもその派生と見ても問題ない。そういやいまだにタスポを使っている人ってどれぐらいいるんだろう。

で、その顔認証機能を用い、購入者の実情にマッチした応対をするというのはどうだろうかという話。まぁ異性との応対の方が気分はいいだろうって意見は多いだろうし、一見よさげに想えるのだけど、指摘の通り色々と注文が生じてくるのは間違いが無く。

さらに言うと商品購入時に商品購入者がどのような人か、大よそ分かってしまうってのはあまりよろしくない。周囲に周知されてしまうことで、何らかのリスクが生じることも考えられる。不特定多数が常に周囲に存在する都心にあるとは限らないからね。防犯面ではどうかなあ、という感じがする。あとは趣味趣向とか「自分はそんなに歳を食ってないぞ」と自販機に食ってかかる人も出てくるかもしれない。


若年層にも問題なく受け入れられて、高齢層にも受けるとなると、この辺りかな、という気はする。まぁ場所限定で、ゲームやアニメの声優に応対のセリフをしゃべらせるという手もあるんだろう。

この自動販売機は「おしゃべり機能」を使って、金銭投入時に「はい。身だしなみを整えて、笑顔をつくって」や、商品選択ボタン押下時に「お疲れさん」など計4 フレーズを、社長の声で休憩中や出勤前の従業員に労いと感謝の言葉を語りかけるというものです。あわせて、当社では初めて自動販売機横に鏡を設置し、さらにトップボードには社長の顔写真とメッセージを掲載することができました。

で、この話を持ち出したのは、実は同日にダイドードリンコからこんな感じの自販機が登場したのも一因。これ、企業によってケースバイケースではあるんだろうけど、社長側はご満悦に違いないものの、社員側はどう思うのかな......と色々と考えたりもする。

対人間のインターフェイスの構築は、とかく難しいものには違いない。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月10日 07:52に書いた記事です。

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