①明確な記録が無いので何年前かは分かりませんが、かつて一部高齢層が若年層を指し「元気が無い、何故学生運動をしない、自分達が学生の頃は云々」と評した時期がありました。あれは自分達の学生運動を「元気がある行為」と誤認し、あるいは本当にそう思ってる故の評価なのと共に、
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 22
以前から既視感や世代間シフトの関係や色々な背景が頭の中でごちゃごちゃとしていて、なかなか結びつきが得られずにもやもやとした、それこそ何かよくわからないごった煮状態な素材の集まりがあったんだけど、それが先日外出中に突然結びついて連結性が見えてきた。実際これがすべてというわけでは絶対に無いし、一つの要素だとしてもそれの裏付けには相応の調査が求められるのだろうけど、納得できる部分も多いし道理も通る。何より、他の部分でもこの考え方ならすっと当てはまるので、的外れなものでもないな、ということで、覚え書き。
そういや確かに、若年層に向けて中堅・高齢層が、「覇気が無い」とし、自分達が学生だった頃は運動にいそしんだものだ、なぜお前たちは似たようなことをしないと、半ば嘲笑、半ば苛立ちと共に注意をしていた。まぁ、今の若年層からすれば、必要性は無いし、ダサイ行動にしか見えないし、何よりも当時の学生運動が攻撃対象としていたのは、不満の原因と考えられていた社会体制・政府にあるのに対し、仮に今の若年層が運動を起こすとしたら、その対象は社会リソースを若年層の分まで吸い尽くしている、そしてほかならぬ「覇気がない」として運動を煽っている、意識高き高齢者になるわけで。若年層の白けぶりには「お前が言うな」との反発も多分にあった次第。
②「自分達の後に続く若者が居ないと、自分達の学生運動は悪しきもの、間違いだとして歴史が認めてしまう」との焦りもあったのかと。要は自分達の過去の行為の肯定のため、学生の挙動を急かしていたと考えると道理も通ります。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 22
③だからこそ例の集団に対し、高齢者や知識人の一部、特に学生運動に浅からぬ縁があった人は推しているのだと。同窓会的なものと共に、自らの過去の肯定にもつながり、或いは一番輝いていた時代の再現にもなる、と。その実態が、中身が、裏で操っているものがどのようなものでも。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 22
④使われている特定のキーワードも、当時の学生運動を想起させるものです。色々とうなづけるところが出てくるんですよね。//もっともそうなると、昨今の混乱は、前世紀の亡霊によってもたらされたものとも言えますね。
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 22
で、大体上にまとめた通りの仮説。要は、自分の過去の所業、しかも一番輝いていたように思えてくる時代の肯定行為であるから、SEALDsの実態が、内容が、背景にあるものが何であろうと、それを調べようともせず、それこそまたたびにメロメロな猫のように飛びついてしまう。現場では、映像越しに見える状況は、まるでかつての自分自身の「古き良き時代」そのもの。当時の同志もいるし、語られている言葉まで変わらない。あえて誤解釈、勝手解釈の「戦争」とのキーワードを持ち出して騒いでいたり、政党名ではなく個人名でバッシングをしているのも、当時の運動になぞらえ、思い返させる意味があるから(個人名云々は他にも理由があるのだけど)。
ただ、東大紛争の時期にはすでに、大多数の一般の人達は、それらの行動を悪しきものとして断じていたことが明らかになったわけで。かつての学生運動に対する美化の動きも結局のところ「自分達にとって一番輝いていた時代を歴史的に否定されたくない」とする、自己顕示・防御意欲の体現化なのだろう。
なので、例の総務省の過去の調査結果【いわゆる「学生運動」時代の国民一般の受け取り方をグラフ化してみる】や【いわゆる「学生運動」時代の警察の対学生デモ警備活動を国民はどのように見ていたのだろうか】を、誰もが容易に確認できる場所のデータとして発掘でき、その実態が明らかになったのは、ある意味天啓のようなものだったのかもな、と。あれが無ければ当方自身も「学生運動は国民全体から大いに支持を集め、東大紛争で大激突したあと、何だか知らんが急速に勢いが落ちた」という認識だったから。
一方でよく考えてみると、本当にあの類の動きが全般的に支持されていたのなら、その時点で選挙結果に表れていなければいけないわけで。でも実際にはそんなことは無かった。その点は思慮が足りなかったことは否めない。
@Fuwarin 私の父がまさに学生運動に明け暮れその後も極左を続けていますが、「あのときの学生は輝いていた。いまの若い奴らの目は死んでる。情熱が無い」と言っていますね。自分達を正当化する記憶改変を自分で繰り返してきたので彼らの中では最もすばらしかった時代という設定です。
— 茶請け (@ttensan) 2015, 9月 22
@Fuwarin あの集団が突き動かしているものの理念とか信念がなんとなく感じられないんすよね。操り人形みたいな感じがしています。
— gogotea (@gogotea3) 2015, 9月 22
@Fuwarin (´・ω・`)ついでに「就職のために転向した」っていう負い目というか、ひきずるものもあるんじゃないかな
— K02 (@Knife02) 2015, 9月 22
@Fuwarin 佐々氏の著書に、最初は学生に好意的だった町の人の声が、日大紛争で殴り込みに来た体育会系学生を返り討ちにして市中引き回しをしたあたりで、ドン引きして支持が離れていった、というような回顧がありましたね。
— はいん・まいやー (@reisacker) 2015, 9月 22
当時の世論調査は例の総務省の以外は、内閣支持率周りで行われた位で、他の一般社会に係わる調査はほとんど見つからない。あるいは調査そのものが行われていなかったのかもしれないし、あったとしても統計的には役に立たないレベルのものだったのだろう。ギャラップ社のような大手で信頼できる会社が日本に存在していたとの話も無い。
まぁ、今件の仮説は機会があれば、それを肉付けする事象が色々とさらに出てくるのだろうな。
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