危惧された通り、常総市の物資仕分け体制がパンクしてしまった、と。既に言ったことだが、これからの支援業務では個人からの物資支援受付を強く拒否すべきだろう。支援協定を結んだ法人、団体からの調達のみでコントロールすべき。 https://t.co/gqq74smsRm
— 佐藤賢一の中の人 (@ke_1sato) 2015, 9月 22
本当は他にやることもたくさんあるボランティアが予測不能な量の支援物資の振り分けとか調整とかに回されるのはすごくもったいない。自分たちから発注した品物なら、まだ予定も立てられるのに。
— 須藤 洋一, Yoichi Sutoh (@YYOI) 2015, 9月 22
なんというか、災害って「善意のはけ口」にされちゃうんだよな。そういうのは本当は隣近所にしたほうが世の中丸く収まるんだけど
— 須藤 洋一, Yoichi Sutoh (@YYOI) 2015, 9月 22
地域災害のたびに問題視され、特に震災時には大きく取り上げられたけれど、根本的な解決策がなかなか見いだせない、援助物資の話。情報の伝達や物資の分配がなかなか上手くいかないのに加え、「善意のはけ口」との言葉がしっくり来る状況が生じてしまっている。個々の気持ちが体現化されたものを提供する行為、その気持ちはまことにありがたいに違いは無いけれど、自分が提供したものが直接すぐに、求めている人のもとに届くわけでは無いことを考えると、果たしてそれでいいのかと思ってしまう。
テレビ画面でお腹を空かせた犬を見て、これをあげるからとパンを差し出す子供を見て、その子供自身の気持ちは分かるのだけど、世の中にはできることとできないことがあるよね、というところ。
リソースは無尽蔵に沸いてくるわけではないし、インフラは無制限にフルスロットルで運用されるわけでもない。限られたリソース・時間を有効活用して、最大限の効率化が求められる状況では、はけ口となった善意が、かえって悪意と同意となる可能性もある。
いっそのこと災害時の過剰支援に対応するための法令なり条例を制定してもらうとスッキリするのだが。方針は単純で、
1)個人からの物資支援を認めない
2)届いたとしても現場判断で廃棄可能とする
3)受入が想定される自治体、団体には、十分な災害支援協定締結の義務化
— 佐藤賢一の中の人 (@ke_1sato) 2015, 9月 22
「数百人集まって仕分け」という現場にムダを強いている実態。この人数を泥かきやら、がれき撤去に回せたら、100軒単位の個人宅が助かるのに。 https://t.co/L8hZuOb6oF
— 佐藤賢一の中の人 (@ke_1sato) 2015, 9月 22
物流各社に協力依頼をし不要な時は集荷拒否するぐらいしないと結局は物流を圧迫して本当に必要な物資が遅配されてしまう状況にも陥ります。届いた個人からの荷物は開梱せず受取拒否して返送するぐらいの勇気も必要かと。 https://t.co/FkPWp6K2df
— 西澤迅風 (@enokiya5) 2015, 9月 22
相手の都合考えない善意って、ほぼ凶器に等しいよなぁ... .@micky__s さんの「救援物資は被災地を襲う「第二の災害」」をお気に入りにしました。 http://t.co/HtqYJu3Rau
— 各務原 夕 さんそうぐらし! (@nekoguruma) 2015, 9月 23
ウエスにしてもいいけど、そのためのリソースは食われるし使うのは被災直後だけ(乾いちゃったら交換するしかない)だしで
時間が経つとニーズが変わる、というところはなかなか伝わらない。 https://t.co/F3YNjqKUuF
— プレーンビスケット (@plain_bis) 2015, 9月 23
先程のNHKのニュースもそうだけど支援に託けた不用品の押し付けはもっと報道して周知すべきだが、一部の声の大きな方々のクレームを恐れてか余り報道されなかったりぼかして報道されるのも事実。マスコミはこういう所で弱気を出さずに対応して欲しい所。
— Toshi (@toosway) 2015, 9月 23
ウエスに出来ればいい方でウエスにすらならない古着という名のゴミ多いのが事実。
http://t.co/K5B8TsvLXW
— Toshi (@toosway) 2015, 9月 23
現金を必要な物資に変える時間も惜しい状況もあり、物資そのものの援助がすべて悪しきものというわけではない。ただ、第二次大戦における欧州に派遣されたアメリカ軍のような「とにかくあるもの全部送れ」のような手法では、やはりアメリカ軍のような流通物資の整理統合管理に相応のリソースを割かねばならないのに、それが成されていない以上、現場がパニックになるのは当然の話。他の作業に必要なリソースを、余剰物資に引き抜かれるのは大きな痛手となる。
その辺りの統括、具体的には援助物資で必要なものの情報収集やその情報の補完、統括、必要な物資の公知と習得、整理、管理と必要な方面への展開など、いわゆる兵站的なグループを常時用意しておき、それを災害時に派遣して基幹組織とすれば良い、アメリカの連邦緊急事態管理庁(FEMA)みたいな部局を創って、そこの一部署として......とは思ったのだけど、NPOの拡充化でそれに対応するとのレスポンスをいただいた。
それも一案ではあるんだけど......実態としてやはり個々の組織で統合化されていないからバラバラになるし、悪用されていないとも言い切れないし(ここ数年のNPO、NGOの不祥事の急増はこれが原因になるのかな)、現場でもフェイクによるリスクを考えると、やはり公的機関による一本化、大規模な組織化の方が望ましいし、効率的にもプラスとなる。
あるいは自衛隊に専用の部隊でも新設した方が早いのかなあ。もちろんその分は予算を増額した上で。
まぁ、あれだ。現場から直接求められている具体的な物品以外のものに関しては、送ろうとしたものの金額を、何らかの形で寄付するのが一番無難であり、誰も不幸にはならない。自分の自己満足が、実は相手に負担をかけている可能性があることを知るだけでも、随分と状況は改善される......と思う。
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