すき家、全店での深夜営業を延期 期限設けず再開めざす(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース http://t.co/Y8K8hWZZs7
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 25
昨年の牛丼業界のドタバタの軸の一つである、すき家のワンオペ・深夜営業問題。結局、人員を十分に確保してワンオペから脱した段階で、深夜営業の全店舗での再開を目指していたのだけど、その目標が6月末から9月末に伸び、そして今回の「期間を設けず」に変更。法的用語では「遅滞なく」的な意味で、内心としては「まぁ、目指すけれどいつになるか分からんね」的なニュアンスと受け取ってよいかな。
今件に関して詳しい公式リリースは無く、記者会見での言及のようで、報道記事から実情をたどるしかないけれど、それによると、今でも400店舗ほどが人材が手配できずに深夜営業を止めている。で、費用対効果でそろばん勘定をすれば、さらに24時間営業の店を増やしていくよりは、既存の店でサービス向上に励んだ方が、採算面で割りが良いと判断した上での決定とのこと。まぁ、夜間の人材確保となるとコストが跳ね上がるんで、その選択は正しいのだろうね。
そもそもコンビニが24時間営業をするようになって、牛丼チェーン店の深夜営業の必要性は随分と落ち込んでしまっている。「夜に牛丼食べたいなあ」という需要も当然あるだろうけどさ。いっそのことすき家は大手コンビニと手を組んで、「すき家の牛丼弁当」を常用メニューとして展開した方が(内部でマージンを取る形で)、中長期的にはプラスになるような気がする。ブランド力もアップするし、集客にもなる。
恐らくすき家の全店深夜営業化は無いんじゃないかな、そんな気がする。今の状態が、少なくとも現状の需給関係ではベストなのではないかな。
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