(2014年12月1日)アベノミクス・集団的自衛権・原発...争点多様、競う各党 http://t.co/HbPkN8S1ld これを貼れと言われた気がしました pic.twitter.com/PL8iWFRO2v
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 26
先日の国会内での「女性の壁」や「後ろから羽交い絞め暴行事件」の後の当事者や、周辺関係者のしらばっくれを見るにつけ、「無理を通せば道理が引っ込む」の体現化だなぁとか、昔ならばその無理強いで通用したかもしれないけれど、今では相応に資料・情報が残るのだから、騒げは騒ぐだけむしろみっともない感はある。
それと似たような話が、先日から時折見聞きする「集団的自衛権の話は選挙の論点になっていなかった、公示されていなかった、自分は知らなかった。だから総選挙で信を問え」というもの。直近総選挙が行われたのは2014年12月で、まだ1年も経っていない。もう忘れてしまったのか......というか、本当に忘れてしまった以外に、その時には本人自身が目に留めていなかったのか、世間一般の情報とは隔離された場所にいたのだろう。
ツイッターのタイムライン上には当時の紙版の新聞の画像(トップ一面に掲載)も複数挙がっていたけれど、それすら「偽装だ」とする筋があるかもしれないので。2014年12月1日の朝日新聞の記事から。大手新聞は大よそどこもこんな感じで詳細に解説している。無論各党の公的資料を確認しても、同様の話が出ており、「無かった」「論点として挙げていなかった」というのは通らない。
『選挙の争点にもなってない集団的自衛権』が流行語大賞に何故かなった...RT @Fuwarin: @nekoguruma 「選挙で論点にしてない」とのツッコミ用の資料を見つけました。朝日新聞の記事で、当日は紙版では一面掲載だったそうです https://t.co/1CZxLdSNfs
— かば(見境なき奇士団) (@kexplosive) 2015, 9月 26
トップテン年間大賞「集団的自衛権」(受賞者辞退)(新語・流行語大賞 2014) http://t.co/yVcUIvgLyx pic.twitter.com/D9itxYtnra
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 26
さらには2014年の新語・流行語大賞の受賞までしている。流行語はともかく、新語ではないのだけど、という話はともかくとして。「語られていない」との意見は通りにくい。
グーグルトレンドで「集団的自衛権」。ネット界隈において2014年1月以降では、むしろ2014年夏の方が大いに注目を集めていたのですね https://t.co/rx15birB37 pic.twitter.com/liOG0CuAa8
— 不破雷蔵(懐中時計) (@Fuwarin) 2015, 9月 26
インターネット界隈の趨勢に限定されるけど(もっとも世間一般の話も雑誌や新聞の記事として多分に展開され、それがネット上のニュースに転送配信されることを考えれば、ネットと現実がまったく隔離していることも考えにくい)、「集団的自衛権」なる言葉はむしろ2014年夏に集中して用いられていた、話題に登っていたことが分かる。まったく知らなかった、選挙でも語られていなかった、世間一般の争点になっていなかったというのは、ちょっと苦しい説明ではある。
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