実家で『魔法使いと黒猫のウィズ』やってたら年老いた父に「そのゲームはいくらするんだ?」と聞かれたので、最初は無料だけどやってるとだんだんお金を使いたくなるような課金システムなんだよと説明したら、「イギリスが中国にアヘンを売ってたのと同じやり口だな」と言われたのが今日のハイライト。
— たられば (@tarareba722) 2015, 9月 26
当方もかつてパソコン上のオンラインゲームをプレイしてた際に、月額の利用料金だけで最初遊べていたのが、少しずつ「課金でスペシャルなアイテム」「特殊能力の上乗せ」「●×の優先権」的な話が増えて来るのに従い、何か違和感を覚えてゲームそのものから離れた経験があるだけに、色々と複雑な心境をおこさせる指摘。
昨今では基本無料でプレイできるけど、その部分は場合によっては本当にお試しプレイ程度でしかなく、課金しないとスムーズなプレイができない類のがほとんど。「RO」辺りからかな、このスタイルが主流になったのは。「基本無料」のキャッチコピーのセールストークの威力は大きいし、課金度合いはプレイヤーの判断次第なので管理側が怒られることは滅多にない(やりすぎると「ガチャ」問題のようになるけど)。
加えて「どこまでが無料」「どこからが有料」のプレイスタイルにおける境界線はずいぶんと曖昧なので、やろうとすれば無料で他人と同様にスマートなプレイができるものもあれば、本当にお試しぐらいしか楽しめないものもある。
いずれにせよ、イギリスが中国に云々ってのは例えがきついかもしれないけど、誘導部分はハードルを低くしておいて虜にさせて、後になかなか引けないようにした上で、さらに少しずつじわりと徴収していくってのは、言い得て妙だと思う。いわゆる射幸心を云々ってやつだ。
見方を変えれば、素材を変えてはいるものの、その本質部分を貫いているからこそ、少なからずの人が熱中してしまうんだろうなあ、それ故に本来は、強制力のある力で抑えないと、歯止めが効かない状態になる気がする。【ギャンブル依存症の傾向とその対策】や【惜しい負け 脳は「勝った」と誤解して 「次は次は」と ドツボにはまる】といった話もあるし、ね。
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