Earthquake early warning for "tweeters". Happy Friday everyone! "Seismic waves" by XKCD https://t.co/06bXF5cgCm pic.twitter.com/V9Hnvh9VYK
— EarthScope (@EarthScopeInfo) 2015, 9月 25
地震が生じると多くの人がゆれている、地震だ的な内容をツイッター上に投稿する。地震を感じた直後というのは流石に難しいが、それでも20から30秒ぐらいのうちにはツイートされる。すると、地震の震源地に近い場所で地震を感じてツイートした人のツイート内容は、ほぼ瞬時にフォロワーの元に届くので、地震波がそのフォロワーに届き揺れが感じられる前に、そのツイートを見る可能性が出てくる。つまり地震を体感する前に、その地震の発生(着信している場所での揺れが始まる)ことを知ることができる。
ただし、そのような形でツイートを見た人の多くは、事前確認ができても身体を隠したり避難場所を探すのではなく、自分のその「地震が来た」着信をレポートしたり、公式リツイートしたり、地震のことを書き込むので、防災の観点では役立てる事ができない......というネタ話。
論理的には間違っていない、どころかこれ、実のところは日本における緊急地震速報と原理としてはまったく同じなんだよね。【あなたのケータイ、緊急地震速報受信の準備は出来てます?】等でも説明しているけれど、地震波とデジタル信号のスピードの差を使って「予報」をしているわけで。だからこそ直下型の地震は対応しにくいし、震源から近い場所の地震も速報が間に合わないことがある。
であるからして。今件の漫画で日本に住む自分達の教訓としては、「地震が来たと思ったら、あるいはその類のツイートを目撃したら、ツイートしてないでさっさと火を消したり物陰に隠れる、ラジオをつけるなどの対応行動を取ろう」かな。
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