富士そばが立ち飲みスタイルの営業を開始したとの話

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居酒屋やファストフード、回転寿司などの需要が減退したのは、コンビニ以外では駅前などの立ち食いそばに流れたからでは、との説がある。裏付けは難しいのだけど、その類の店舗の盛況ぶりを見るに、完全に否定するのも難しそう。価格帯云々はともかく、そのお手軽さが受けているのかな、という気はする(とか考えてると、今後コンビニのイートイン辺りでうどんやそばをはじめそうだな......)。
それはともかくとして。立ち食いそばでのメジャーどころな富士そばが、立ち飲みスタイルをはじめたという話。ちょいと調べたところ発想としては吉野家が展開中の吉呑みと同じで、自社の基幹メニューのおつまみ化に加え、いくつか類似メニューを追加し、あとはお酒の提供。パーツの共用化による効率向上云々って辺りは、建機とか戦車、戦闘機と発想は似ている。ちなみに「天ぬき」とは天ぷらそばからそばを取り除いたもの。


たまたま先日撮影した、行動領域内の吉野家で始まっていた吉呑みの写真を再度確認して営業時間もチェック。店舗の場所にもよるけれど、お昼時よりは客の回転率が落ちる夕方以降に、逆に客がよく入るであろう呑み系の商品展開を行い、閑散期を減らす工夫でもあるわけだ。居酒屋やバーが昼食メニューを出すのと逆の発想なわけだな。

単なる他業種展開なだけかと思っていたら、「ふじ酒場」にしても「吉呑み」にしても、色々と考えているんだなあ、と改めて感心させられたお話ではある。

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このページは、不破雷蔵が2015年9月28日 06:56に書いた記事です。

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