「100テラバイトのデータを東京から大阪に送りたい」という設問

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アマゾンがクラウド関係の新サービスを発表したのに合わせネタに登った、データの圧縮化・利用容量の拡大化と回線の高速化の進化スピードに差が出ていることをネタにした小噺。実はこの類の話はちょっとした機会ごとに登ってくるもので、そのたびに「ああ、なるほど」と認識させられる。

今件では「100Mbpsの専用線」とあるけど「100Mbpsの専用線までは使用可能とする」とした方がよかったかな、という話はともかくとして。回線を正直に使ってデータを転送するよりは、ハードディスクにデータをぶち込んで、それをそのまま物理的に移動させた方が早いよね、という一休さんのとんち話的な結論。

ちなみに民生用ですぐに入手可能なハードディスクとしては、8テラバイト位までが上限。一応バッファローで32テラバイトのハードディスクもあるけれど、中身を見れば分かる通り、8テラバイトのを4つ、サーバーラックのような形にしてぶち込んであるだけ。少々サイズは大きくなるけど、複数人数で移動すれば問題は無い。


小噺的なものではなく、実際に大量のデータを物理的にやりとりするとの事例も少なからずあるようだ。セキュリティ的な問題をのぞけば、物理移動よりも回線移動の方が速いという状況になるようなレベルまでの回線高速化が求められるのだろうけど、その技術が開発されてインフラとして浸透するころには、さらに大量のデータのやりとりが必要とされるんだろうなあ。

この辺りの技術的なハードルというかギャップを劇的に解決できる、情報の伝達方式が開発されれば、世の中の仕組みもグンと変化するんだろうな。SF辺りだと素粒子通信とかいうもののレベルになるのだろうけどね。

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このページは、不破雷蔵が2015年10月13日 06:52に書いた記事です。

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