↑ ヤングキングアワーズ2015年12月号
表紙は「無尽」。歌舞伎舞台のパンフレットのような、戦国系の雑誌の表紙のような、ともあれインパクトのある、非常に重厚な感じのデザイン。一ページめくって右側の広告はともかくとして(笑)、左側も巻頭カラーの扉として「無尽」の一枚画があり、非常に気合いを入れた号であるのが分かる。中身も実際、スピード感のあふれる進展。読み応えたっぷりで、昨今の少年・青年誌ではなかなか見られない感。
「それ町」はいつもとは違った視点でのお話だけど、やはり「それ町」っぽい展開。ちゃんといつものメンバーも絡んでいる。「アルペジオ」は前哨戦的な感じ。この辺りはアニメで見たいところだけと、原作そのままのアニメ版ってのは難しいのだろうな。
「骸骨の魔女」は色々と意外な展開。そして気が付いたのは、設定こそ違えどこれっていわゆるハーレム系のストーリー設定だ。「スピリットサークル」はクライマックス。ストーリーの大よそ、これまでの設定が明らかにされ、そしてこれ......はいいのか? 大石まさる先生の読み切り「マーちゃんダイスゼロ」は最近の作品の世界観を踏襲した短編。色々と混ぜて単行本の時に集約するのかな、でもやはり読みにくい。
読み切り「おばけ道」。「ソレミテ」からそちらの方に行って、しかも突然成果を出す。実は鉱脈を見つけたのかも。「ジオブリピンナップ」は1ページ。森の中。
そしてドリフターズ。黒の軍が動き出す。しかし今回はぶっちゃけそんなことはどうでもよく、最後の2ページだけですべてがOK。これだけで二か月分の価値がある。
次号からは「真・一騎当千」(塩崎雄二先生)が連載スタート。えーと、これってもしかして......?
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